急に冷え込んでまいりましたので、体調管理はしっかりしましょうね!
主婦、横川美和子が身体や生活に関するコラムをお届けします。
私の叔父には視覚障害があり、叔父が大学病院に通院する時、私が歩行ガイド
をしています。
目が不自由だと、移動の街中では危険なことが時々あるんです。
特に駅前の放置自転車。
健康な人には邪魔なだけですが、視覚障害者にとってはつまずいて激しく転倒
する原因になる、とても危険な物です。
自転車には、歩行者の横ギリギリを走り抜ける乱暴な運転にもヒヤリとさせら
れます。思い出すと頭にくるのでこのへんにしてまたの機会に……。
今日はそんな『目』に関する驚きの記事をご紹介します。
「舌の表面にある細胞を使って物を見る」という装置が発売される見込みなの
だそうです。
雑誌『日経サイエンス』で目にした衝撃的な記事でした。
「我々は脳で物を見ているのであって、目で見ているのではない」
との神経科学者・バキリタ氏の考えをもとに、米国のワイキャブ社によって
『BlainPort(ブレインポート)』という製品が開発されました。
名前の通り“脳への入り口”なのだとか。
『ブレインポート』の仕組みは、サングラスについた小さなデジタルビデオカ
メラが視覚データを集め、データを電気パルスに変換します。
そして、電気パルスは舌に乗せた約9平方センチの電極アレイを通じて、脳に
送られるのだそうです。
……難しいことはわからないのですが、この装置で視覚障害者の視力を部分的
に補えるという、視覚障害者にとっての福音なんです!
こういう物が開発されることで叔父ももっと歩きやすくなるなら、すごく私に
とってもうれしいですね〜。
「舌で見る」というすごい発想の転換に、私は本当に感動しました!
医療や科学がもっと進んで、多くの人々の不自由な部分が補えるようになった
ら……と心から期待しています。
■■■■■医療関連企業あれこれ
http://www.k-salad.com/sick/note/018.shtml
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