急に気温が下がってきましたね!
しっかり寒さに備えてまいりましょう。
主婦、横川美和子が健康生活に関するコラムをお届けします。
毎年秋から冬は、感染力の強いウイルスが流行しますよね。
その代表的な2大ウイルスといえば、
『ノロウイルス』と『インフルエンザウイルス』でしょう。
ノロウイルスによる食中毒は、1人が感染すると次々とその周りの人へ伝染す
る危険があります。
また、インフルエンザは昨年の大流行が記憶に新しく、十分注意が必要です。
いま一度、この2つのウイルスについての対策法をお知らせしますので、
皆さんも予防を万全に行って下さいね!
【ノロウイルス食中毒】
主な症状は、おう吐、下痢及び腹痛です。患者のふん便や吐ぶつからは大量
のウイルスが排出され、そこから手などを介して二次、三次感染と広がる場合
があります。健康な方は数日で回復しますが、子どもや高齢者は重症化する事
があります。
ワクチンがないので、治療は、解熱剤、鎮痛剤、咳止めというように、
病気の不快な症状を和らげる対症療法となります。
・・・対策法・・・
1. 手をよく洗う
食事や調理を行う前、トイレの後には必ず行いましょう。
爪は短くし、指輪を外して石けんを泡立てて手の指を洗浄します。
2. 食品を十分加熱する
ノロウイルスは85℃、1分以上の加熱で感染性はなくなるとされます。
食品は中心部まで火が通るように加熱しましょう。
3. 食器類を消毒する
洗剤で洗ってすすいだあと、塩素系漂白剤で浸すように拭くとウイルスを
失活化できます。まな板、包丁、ふきん、タオルは熱湯で1分以上加熱す
ると有効です。
【インフルエンザ】
昨年流行したのは、新型インフルエンザ(A/H1N1)でした。
今年はどのタイプのインフルエンザが流行するかわかりませんが、対策はどの
タイプでもほぼ同様となります。
突然の高熱、咳、のどの痛み、鼻水、倦怠感、頭痛、下痢などの症状が現われ
ます。
・・・対策法・・・
1. 手をよく洗う
インフルエンザウイルスが付着した物をさわると、口や目、鼻の粘膜から
感染する可能性があります。こまめに手洗いをしましょう。
2. マスクを着用する
せき、くしゃみでウイルスが飛び散り感染しますので、せきやくしゃみの
症状がある時はマスクの着用を。一つの感染予防策と考えられますが、
効果はあまり認められていないという意見もあるようです。
3. ワクチンの接種
10月から開始されています。季節性ワクチンであるA香港型、B型に
新型インフルエンザ(A/H1N1)が加わった3価の混合ワクチンと、
新型インフルエンザ(A/H1N1)単独ワクチンの2種類があります。
発症や重症化をある程度防げるという効果が認められています。
ワクチンは、国と契約した診療所、病院ならどこでも打つことができます。
お住まいの市町村でリストがありますので、役所などで確認して下さい。
ワクチン接種は私も行ってまいりましたよ〜!
これで安心…というわけではないですが、お守りのような感じですかね…。
予防対策で、多少の病気にかかるリスクは避けられるので、
皆さんもこれからの季節は十分にお気をつけ下さいね!
■■■■■新型インフルエンザ(A/H1N1)予防のポイント
http://www.k-salad.com/sick/pickup_s/009_1.shtml
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