鉄欠乏性貧血は、体に必要な鉄が不足するために起こります。
貧血の中でいちばん多い病気で、 圧倒的に女性に多く、日本では成人女性の約5〜10%がこの病気だといわれています。
原因は、鉄分の摂取不足または体内での需要増大、体外に失われる鉄分量の増加などです。摂取不足では、胃腸の働きが悪かったり、胃を切除していたり、胃・小腸の手術をしていて鉄の吸収が不十分になる場合、また鉄を多く含むレバー、肉類などを十分に摂っていない場合などが挙げられます。
ダイエットのために生野菜中心の食事を続けると、鉄の欠乏を起こすことがあるので注意が必要です。
鉄分の需要が増えるのは思春期や成長期で、体が大きくなるため血液量も増え、鉄分がさらに必要になります。また妊娠、授乳などでも鉄分の需要は大きくなります。
体内から鉄が失われるいちばんの原因は出血で、女性の場合は月経、さらには痔、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、食道裂孔ヘルニア、寄生虫による消化管出血、月経過多や子宮筋腫などによる女性特有の性器出血も挙げられます。
予防には鉄分を多く含む食品を日常的に摂取します。鉄の含有量が多く吸収率のいいレバー、豚肉、大豆などを摂るようにしましょう。 |