坐骨神経は、第4腰髄から第3仙髄より出た神経が集まって、腰から骨盤を経由してお尻へ、さらにももの後部を通って足へと向かう神経で、ひざから総腓骨(そうひこつ)神経と脛骨(けいこつ)神経に分かれます。全身の中でいちばん長く皮フに近いところを通っているため、寒冷、圧迫、外傷などの影響を受けやすいので、神経痛が起こりやすくなります。
坐骨神経痛の痛みはももの後部に沿って、ふくらはぎから足の裏にまで及びます。病的な原因は、椎間板ヘルニア、変形性腰椎(ようつい)症、カリエス(結核が脊椎に感染したもの)、腫瘍など。また、外傷による圧迫や寒冷、さらに、リウマチ、カゼ、便秘、糖尿病、動脈硬化症、梅毒、アルコール中毒、ニコチン中毒なども坐骨神経に障害を与え、坐骨神経痛の原因になる場合があります。 |