前立腺炎はその名の通り、前立腺が炎症を起こす病気です。頻尿があり、下腹部の痛みや発熱をともなっている場合には、前立腺炎の疑いがあります。
前立腺炎の検査では、直腸診を行います。直腸診とは、肛門から直腸に指を入れ、壁越しに前立腺に触れる診察です。直腸診をされた際に痛みがあれば、前立腺炎の可能性は高くなります。
前立腺炎は、その原因により大きく二種類に分かれます。
一つは細菌性前立腺炎で、大腸菌や緑膿菌、クラミジアやトリコモナスの感染により引き起こされます。細菌性前立腺炎にはさらに急性と慢性のものがあり、急性の場合には直腸診で前立腺に触れられると激しい痛みがあります。慢性の場合には、症状自体はやや軽く、気づかないうちに感染していることもあります。また、急性から慢性に移行するケースもあります。いずれの場合でも、治療の際は抗生物質を数週間にわたり投与します。ただし、慢性の前立腺炎は治りにくいため、さらに長期間の治療を行うこともあります。
前立腺炎の症状はあるのに、検査で細菌が発見されない場合には、非細菌性前立腺炎の疑いがあります。非細菌性であるため抗生物質の効果も低く、良い治療法も見つかっていないため、完治にもかなりの時間がかかります。疲労が蓄積したときなどに症状が出やすい病気ですので、普段の体調管理を気をつけることも大切です。 |