ヒレが大きく尖り「槍」に似ている所から、この名前がつきました。魚のヒレに当たるミミの部分が菱形で、胴体の半分以上のところまであります。胴の長さは、40cmくらい。身が薄く、淡白な味で人気があります。
北海道の松前半島での水揚げが道内一です。松前半島は、対馬暖流や津軽暖流の影響を直接受ける海域で、そのために、海岸線はいつも波で洗われ、硬い岩石だけが残った岩だらけの海岸になりますが、この岩場がヤリイカの繁殖に好都合のようです。
ヤリイカは、電光敷き網という夜の漁法で獲られています。船の四隅から棒を出し、そこからロープを垂らして長方形の網の四方をつなぎ、船の真下に風呂敷を広げたような格好で魚群を待ちます。船では集魚灯をつけてイカをおびき寄せ、真下あたりにイカが来た時に網を四隅から引っ張り上げ、イカをすくいとるという、道内ではヤリイカ以外に見当たらない珍しい漁法です。