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ハイハイは人間の自然な発達の段階において、大変重要な過程です。ハイハイは四足歩行とも呼ばれ、上半身や股関節の筋力強化、骨格の形成、運動神経の発達に欠かせない動作です。しかし、周りの大人たちは、早く歩かせようとすることばかりに気を取られ、一生懸命になります。子どもを歩行器に乗せて「早く歩け」と期待したり、体を支えて足を床に着けると、足をバタバタするので「もう歩けるぞ」と、無理やり歩かせたりしていないでしょうか。
乳児期に「どれほど丁寧にハイハイをさせたかが、その後の歩行能力に影響する」というのが、専門家の共通した意見です。昨今では、「よく転ぶ、すぐ疲れたと言う、姿勢が悪い」子どもが多いことが、教育現場などから多数指摘されています。これらの子どもの異常は、乳児期のハイハイ不足が一要因であると言えます。十分にハイハイをさせることで、しっかりした歩行能力が身に付くことを理解しましょう。
また、ハイハイを行なうことによる手足への十分な運動刺激が、脳の発達を促すことも指摘されています。ハイハイをすべき時期には、十分なハイハイをさせることが、子どもの健やかな成長のためには何よりも大切です。
さらに、ハイハイは体重との関係が深いと言われています。よって、ハイハイの動作や時期は、大きい、小さい、早い、遅いなど、一人一人独自の成長過程をたどります。子どもを月齢や外見だけで判断せず、その成長過程を温かく見守ってあげましょう。 |