子供のウォーキング

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体力づくり 歩くことの意義

 脳を刺激するために

歩くことは、脳神経細胞の発達にも欠かせない運動です。これは、歩くことで脳細胞への血流量が増加するとともに、手足の運動が脳神経細胞を刺激する効果があるためです。人間の脳は6才ぐらいまでに急速に発達し、神経細胞は大人のほぼ90%まで完成するといわれています。

幼児期や学童期によく歩くことは、運動に関わる神経細胞の発達を促すばかりではありません。よく歩くことで、読む、書く、話す、理解するなど、能力に関わる脳神経細胞も刺激されて、子どもの脳の発育を促す効果があります。


 ストレスを解消するために

ストレスにより乳幼児期には便秘やおう吐、腹痛、学童期には頭痛や腹痛、疲労感などの自律神経失調症が発生します。自律神経失調症には、脳内の神経伝達物質が関わっています。

脳内の神経伝達物質であるセロトニンは、意識を覚醒させ意識レベルをはっきりさせる働きがあります。ところが、ストレスによってセロトニンの分泌量が少なくなると、疲れやすさやだるさなどを訴えて、うつ状態になることが知られています。

また、セロトニンは喜怒哀楽の感情の動きにも深く関わっており、感情をコントロールする働きもあります。そのため、セロトニン分泌が少なくなると、感情をうまく調整できなくなって、キレやすい、じっとしていられない、集中力が続かない、といった問題行動が起きやすくなります。

セロトニンの分泌を刺激するためには、一定時間持続する意識的なリズム運動が効果的です。リズムのある運動には、脳内のセロトニン神経を刺激して、セロトニンの分泌量を多くする作用があります。最も簡単で実践しやすい意識的なリズム運動は歩くことです。歩くことは、子どものココロの健康作りにも役立ちます。


 肥満を解消するために

現在、子どもの10%が肥満で、その80%が成人肥満に移行すると言われていわれていることから、小児肥満は成人肥満以上に深刻な問題になっています。

肥満は体内での代謝の異常から、糖尿病、高脂血症、高血圧などを発生させます。すでに、高血圧、高脂血症、糖尿病を患う小児生活習慣病の子どももいます。

幼児肥満は学童肥満につながり、小学高学年から中学生にかけて急激に肥満児は増えていきます。肥満児を持つ親御さんは、肥満の本当の恐ろしさを十分認識するとともに、その予防、解消に努めなければなりません。

肥満予防、解消のためには、消費エネルギー量を増やすための定期的な運動習慣を持つことや、日常での活動量を多くする工夫が必要です。すでに肥満している子どもは運動嫌いが多く、過体重による動作の緩慢さや転倒、関節への負担によるケガなどにも注意しなければなりません。

ウォーキングに代表される「歩く運動」は長時間持続できるので、エネルギー消費効果が高い上、カラダへの負担が少ないので、ケガなどの心配が無いという利点があります。また、「歩く運動」は日常生活にも取り入れやすいため、日常生活において活動量を増やすためにも役立ちます。このような理由から「歩く運動」は、子どもの肥満予防、解消のために、最適な運動といえるでしょう。



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