スポーツ障害は、早期に発見し対処することが非常にたいせつです。症状が進行してしまうと、取り返しのつかないことにもなりかねません。ところが、成長期のスポーツ障害は、初期段階に子どもが自覚症状を訴えることが少なく、痛みがあっても監督やコーチの目を気にして隠していることも多いのです。
スポーツ障害の早期発見のためには、両親が障害について正しい知識を持つことと、子どものからだの異常を日常生活の中でいち早く発見することです。特に子どもと接する時間の長いお母さんが「ホームドクター」になってください。子どもの活躍に夢中になるばかりではなく、子どもの言動やからだの様子に常に気を配ることも忘れないようにしましょう。
<日常生活でのサイン>
| 確認できるサイン |
障害発生が疑われる部位 |
| 起床時に歩き方がぎこちない、痛がる |
ひざ・足 |
| トイレでしゃがむと痛がる |
ひざ |
| はしや食器の持ち方がぎこちない、動かし方がおかしい |
肩・ひじ |
| あぐらをかくのがつらそう、あぐらをかかない |
腰・ひざ |
<スポーツ活動でのサイン>
| 確認できるサイン |
障害発生が疑われる部位 |
| 運動の後に痛みを訴える |
各種障害の初期症状 |
| 走り方や動作がぎこちない、いつもとちがう |
腰・ひざ・足 |
| スポーツシューズをはくと痛がる |
足 |
<慢性疲労のサイン>
スポーツ障害には、身体的な障害以外にも「慢性疲労」など、精神的な面にあらわれるものもあります。両親や指導者の過剰な期待、過剰な運動量などが原因となって発生します。以下のような様子がみられたら、運動は休ませ、運動内容を確認するとともに、本人や指導者とよく話し合うことが必要です。
| ★動作が遅く、すぐ横になりたがる |
★体力低下を訴える |
| ★やせてくる |
★食欲がなくなる |
| ★怒りっぽくなる |
★傷がなかなか治らず、皮膚のつやがない |
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