水中エクササイズ

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体力づくり 水中エクササイズ

「幼児期後半の子どもたちへの提案」

ビニールプールやお風呂などを利用して、ぜひ水中遊びをしてみてください。 4〜6才の頃は、バランス能力を始めとする神経機能の発達が著しく、基本的な運動能力を形成する大切な時期です。そして、それに合わせるかのように子どもは好奇心旺盛で、行動力も一段と活発になる時期でもあります。この時期に、陸上の運動では体験することのできない水中の三次元的な感覚や水圧、水の抵抗感覚などを遊びながら体験させることは、神経機能の発達に大きな刺激を与えます。

ここでは、とくにこの時期に大切な神経機能の発達に役立つ遊びを紹介します。ビニールプールやお風呂などを利用して、ぜひ水中遊びをしてみてください。


 少しずつ水に慣れることが必要
子どもが水に慣れるためには、段階を踏んで少しずつ水に慣れさせることが大切です。顔を洗ってみたり、口と鼻から息をブクブク出させてみたりなど、顔を水につけることから少しずつ水慣れをおこないます。嫌がらずに顔が水につけられるようになったら、次は水中にもぐって遊んでみましょう。水慣れをおこなうときは、ご両親とのスキンシップが欠かせません。いつでも手の届く場所にご両親がいることで、子どもは水を怖がらず、安心して遊ぶことができるのです。

 水にもぐって遊ぼう

子どもにとって、水にもぐることはとても難しいことですし、恐怖感もあります。水中にもぐるときは、子どもと手をつないで、いっしょにもぐるといいでしょう。そして、子どもが慣れてきたら、徐々に手を離していきます。小さな子どもの場合は、お母さんが子どもをだっこした状態で、いっしょにもぐるようにするのもいいでしょう。

水をバシャバシャたたこう 1.水をバシャバシャたたこう
腰ぐらいの水深のところで、水をバシャバシャたたいて遊んでみましょう。両手で横や前方の水をたたきます。速くたたいたり、大きくたたいたり、歩きながらたたいたりして、水の飛び方や自分にかかってくる水の動き、水の冷たさを感じさせます。水をかけっこして遊んでもよいでしょう。

もぐって遊ぼう 2.もぐって遊ぼう
子どもの両手を持って、少しずつしゃがみます。水にもぐれるようになったら、水中でジャンケンをしたりして遊びましょう。また、水中にもぐっている子どもに、水の外からしゃべった言葉を聞かせ、何を言ったか当てさせてみましょう。水中での物の見え方、音の聞こえ方の違いを知ることで、水中という不思議な空間を実感することでしょう。

動物や乗り物のまねをしてみよう 3.動物や乗り物のまねをしてみよう
水中で動物や乗り物のまねをしてみましょう。うまくまねをしようと夢中になるうちに、水に慣れていきます。水中での三次元的な感覚や、水の抵抗を感じながら体を動かすことで、バランス感覚が豊かに刺激されていきます。

<歩く>
ペンギンやカニになって歩いてみよう。しっかり足で水底をつかむようにして歩き、動物のまねをして進みます。ひざから腰ぐらいの水深のところでおこないましょう。子どもがうまく歩けない場合は、手を引いてあげてください。

<はう>
ワニやカバになってはってみよう。顔を水面に出し、両手を水底について、下半身を浮かせた状態で前進します。ひざぐらいの水深のところでおこないましょう。

<もぐる>
イルカや潜水艦になってもぐってみよう。イルカは全身をくねらせて、水中を進みます。うまく前進できなくてもいいので、両手を使わずに進んでみましょう。潜水艦は、カラダが浮かないようにして、水底に両手足をつけてゆっくり進みます。腰ぐらいの水深のところでおこないましょう。


 顔を水につけられない子のために
水に入ることには抵抗がなくても、顔に水がつくことを嫌がる子どもがいます。このような場合は、少しずつ段階を踏んで水に慣れさせることが大切です。以下のように、順を追って慣れさせていきましょう。
  1. 顔にやさしく水をつけます。そして、ゆっくり顔を洗わせます。
  2. 嫌がらずできるようになったら、手ですくった水に顔をつける練習をします。顔をあげても、水をふかないようにします。そのまま、目を開ける練習もします。
  3. 洗面器に顔をつけて、息をブクブク出す練習や、目を開ける練習をします。
  4. お風呂では、シャワーを少しずつ頭からかけたり、水鉄砲をかけたりして遊びます。抵抗がなくなってきたら、いよいよプールでの水慣れをおこないます。
  5. プールでは、水深がひざぐらいのところで水をかけたり、顔をつけたりすることから始めます。

※注意してほしいこと
絶対に、子どもが怖がる動作を強要してはいけません。水への親しみ方には個人差があるものです。水を怖がる場合は、決してあせらずに、親御さんがいっしょに水に入り、少しずつ段階を踏んで水慣れをおこなってください。まずは「泳がせる」のではなく、「楽しく水と遊ぶ」ことを目的にしましょう。


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