「首・肩・腰が凝る、痛い」
クセものは、姿勢のクセ
出産のあと半年もすれば、子供のあつかいにも少しずつ慣れて、抱き方もだんだんお母さんらしくなってきます。夢中になっていた時期はよかったけれど、ふと自分の疲れにも気がつきはじめるころです。子供を抱くときに、片方の腕だけで支えるクセはありませんか?ミルクをあげるときは、つい出のよい乳房のほうだけに、片よっていませんか?生活の中のちょっとしたクセが、体にゆがみをつくり、首肩腰のこりや痛みのもとになります。
座るほうがむずかしい、よい姿勢
自分の腰までの身長もない子供たちを相手にしていると、どうしても大人は座った姿勢が多くなります。でも座っているときのほうが、立っているときよりもじつは体がゆがみやすいのです。両足の裏とちがい、骨盤の底は感覚がにぶいもの。クッションにななめに座ったり、不自然な姿勢で座りつづけたりすることは、骨盤と背骨にわざわざゆがみをつくるようなものです。座るときこそ姿勢に気をつけて、腰痛の予防を心がけましょう。
日本人の国民病
厚生労働省の2001年調べによると、日本人が痛みをうったえているものの第1位は腰痛、第2位は肩こり、第3位は関節痛だそうです。腰痛や肩こりは、国民的な生活習慣病になっています。長時間パソコンに向かうような人、クーラーをかけたへやですごす機会の多い人は、重い肩こりになりやすいですから気をつけて。家事などで腕をつかうようなときにも、意識して肩の力を抜くようにしましょう。すると、今まで意外とむだな力が入っていたことに気づくかも。
もともと姿勢の悪い人は、カルシウムを
育児をはじめる前から、もともと猫背の人は、よけいに首や肩がつかれやすくなります。昔から「お母さんの腕の力は強い」といわれるのは、それだけ子供を支えるのに力がいるということ。姿勢が悪いとおもったら、下腹に力を入れてみましょう。胸もひろがり、よい姿勢をとりやすくなります。またカルシウム、鉄分のサプリメントをうまく補給して、骨そのものを強くしておきましょう。
歯がガタガタだと首もガタガタ
子供ができると歯が弱くなるとよくいわれます。妊娠中に子供にカルシウムがうばわれるのと、だ液の殺菌作用が弱くなるのとで、虫歯になりやすいのです。歯周病にもなりやすいので、咬み合わせがガタガタするような感じに。あごの関節は、筋肉で上から2番目の首の骨とつながっています。首はいつも5キロの重さの頭をささえているわけですから、かみ合わせが悪いと首もガタガタになります。首の凝りがひどいようなときは、歯は大丈夫か気にしてみてください。
怒りは腰にくる
小さな王様たちは、自己主張の固まりです。育児のストレスはなみたいていではないもの。ついつい怒りやいら立ちをおさえがちですが、このストレスがたまりにたまると腰痛になることがあるといいます。また、がんばり屋さんタイプの人も腰痛になりやすいのです。これは重たいものを持ったときに、腰のカーブが重みを吸収してくれるように、心の重みも腰で吸収しようとするためだといわれています。
凝りをほぐすのは、内側から
ビタミンB群やビタミンEをとって体の内側から血行をよくするのも効果的なやり方です。凝りの正体は、筋肉の緊張、筋肉の酸素不足、老廃物の蓄積、血行不良、炎症などです。とくに慢性的なものは、マッサージをしてもなかなかぬけてくれませんから、内側からサポートしてあげましょう。ウォーキングは適度な心拍数を長時間保てるし、腕をふるので体のゆがみがとれやすく、慢性的な痛みのある人にはおすすめです。代謝活動を活発にして、やわらかい体をつくりましょう。
気になる症状については、一人で判断をせず、お近くのクリニックまたは病院で検査をして下さい。専門家の意見や判断をあおぐことをおすすめします。 |