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フレームの各部名称

フレームの素材

メタルフレーム

セルフレーム

コンビネーションフレーム

べっ甲フレーム

フレームの形状

顔とサイズ

2.フレームの素材

フレーム一つとってもさまざまな素材で作られています。
大きく分けて金属と金属以外に分けられますが、両方使っているものもあります。

−1− メタルフレーム
フロントが金属でできているフレーム
−2− セルフレーム(プラスチックフレーム)
フロントがプラスチックでできているフレーム
−3− コンビネーションフレーム
フロントがプラスチックと金属の組み合わせでできているフレーム
−4− べっ甲フレーム
フロントがべっ甲でできているフレーム

−1− メタルフレーム

メタルフレームに使用される金属にはチタン、ニッケルクロム合金、NT合金/超弾性・形状記憶合金、金などがあります。各金属について簡単に紹介します。

チタンフレームは軽いし、勝手が良い!−−−チタン−−−

耐食性に優れているためアレルギーが起こりづらい上、鉄の半分の重さで軽く扱いやすいため、メタルフレームの大半を占めています。新しい素材であり、性質がまだはっきりとは明らかになっていないため、チタンの軽量さと弾力性を生かしていろいろな合金(βチタンやNT合金、ゴムメタルなど)が試作されています。ただ、材質に問題のあるものや製法に問題のあるものも出回っているため、品質表示や生産国を確認するようにした方がいいでしょう。

−−−ニッケルクロム合金−ニッケルクロム合金とチタンの比重図−−

ニッケルクロム合金は、ニッケルが82%〜90%で残りがクロム、鉄、スズの配合でできています。
プラチナに似た銀色で、腐食に強くメッキをしても地金のままでも用いることができます。さびにくく機械的強度も非常に優れていますが、比重4.5というチタンに対し、ニッケルクロムの比重は8.6と重いのに加え、ニッケルがアレルギーを起こしやすいという問題を抱えています。そのため、現在ではチタンフレームに取って代わられています。

割と軽くて心地よいフィット感、型崩れしにくい便利なメガネ−−−NT合金/超弾性・形状記憶合金 −−−

形状記憶合金とはニッケルとチタンを原子数比1:1で混ぜた合金です。形状記憶合金は通常合金よりも25%軽量で、純チタンとほぼ同等の耐蝕性を持っています。
また、 曲げても元の形状に戻る「超弾性」の特性と、ある温度以下で変形させたものが加熱によって変形前の形状に戻る「形状記憶」の特性があるためフレームが型崩れしづらく、快適なフィット感が持続します。ただし必要以上に強く曲げたり、何度も何度も繰り返せば金属疲労を起こして、ときには材料が折れる場合もあります。

40℃以上・・・弾性が少なくなり多少曲がり(変形)やすくなります。ただし実用温度内に戻れば特性は元に戻りますが、その変形は戻りません。
0℃〜40℃・・・超弾性の特性を持つ範囲になります。
0℃以下・・・弾性がなくなり簡単に曲がります(変形します)但しその変形した状態でも実用温度になると元の形状に戻り、特性も元に戻ります。 

 

−−−金−18金の金の割合グラフ−−

金は腐食に対し非常に強く、空気中や水中では永久に変色しません。しかし、純金は比重が19.3と重いうえ、メガネフレーム素材としては柔らかすぎるため、銅、銀、ニッケル、パラジウムなどと合金にして、18金や14金として使われます。ちなみにK18(18金)の18はK24(純金)に対する金の割合を示しており、18/24=75%が金という意味です。
配合比率により色が変わるため、ホワイトゴールド(WG)やピンクゴールドなどの金合金も作られています。

−2− セルフレーム(プラスチックフレーム)

セルフレームに使用されるプラスチックにはアセテート、オプチル、セルロイドなどがあります。各プラスチックについて簡単に説明します。

アセテートは燃えにくい。−−−アセテート −−−

最近はセルフレームといえばほとんどがアセテートになっています。原料に天然セルロースを使っており、アセテートはセルロイドに良く似ているためパッと見では見分けづらいですが、セルロイドよりやや軽く、弾力性は劣るものの燃えにくいのが特徴です。

 

温めると、ぐにゃぐにゃになるけれど、冷えてくると元に戻る性質がある!−−−オプチル−−−

接着剤などに使われるエポキシ樹脂が原料で、オプチルは比重が約1.1とたいへん軽く、温めるとグニャグニャになり、冷えてくるともとの形に戻るという形状記憶の性質を持っています。
ヨーロッパでメガネフレーム用に開発された素材で、透明感と発色が美しく経年変化による色あせはないですが、セルロイドやアセテートに比べて衝撃に弱くなっています。

 

衝撃に強い一方で扱い辛い点も多いセルロイド−−−セルロイド −−−

ニトロセルロースと樟脳などから合成される樹脂で、弾力性があり衝撃にも強く、加工性や着色性にも優れています。一方で、紫外線や汗で変色したり、経年変化によりひび割れが起こりますし、燃焼性も高く180℃で発火してしまうため、安全性の面からも最近ではほとんど使われていません。

 

−3− コンビネーションフレーム

コンビネーションフレームはフロントの主要部分が金属とプラスチックの組み合わせで作ってあるフレームのことです。各金属・プラスチックについてはメタルフレーム、プラスチックフレームをそれぞれ確認してください。

甲羅のメガネは最高級だけど色々と問題も多い−4− べっ甲フレーム

ウミガメの一種タイマイの甲羅から作られ、天然素材ならではの透明度の高い黄色や褐色と黒の美しい模様と、甲羅を一枚一枚張り合わせて作る職人の技から生れる色合いと艶は、プラスチック素材などで模されたべっ甲柄とは一線を画しています。
べっ甲の主成分はタンパク質であるためアレルギーは起こらず、その肌触りと質感は、軽さと相まって良質なフィット感を生みだします。折れても修理ができ、手入れ次第で一生使えるため、メガネフレームには最高級の素材といわれていますが、現在ワシントン条約により国際取引が禁止されており、材料不足と職人不足が懸念されています。

 


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