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10.通知表の視力欄 
小学校の通知表の視力欄には、学校での視力検査の結果によってA・B・C・Dの4段階で記入されます。
| <階級> |
<基準視力> |
<視力の状態> |
| A |
1.0〜 |
健常視力です。メガネは必要ありません。 |
| B |
0.7〜0.9 |
教室のどこからでもいちおう黒板の字が見える、最低視力です。目を細めるような席に座るのであれば、授業中のみメガネを使用するとよいでしょう。 |
| C |
0.3〜0.6 |
座席によっては黒板の字が見えにくい場合が多くなります。眼科で検査を受け、処方箋に基づいてメガネを作成し、授業中はかけるようにしましょう。 |
| D |
〜0.2 |
教室の最前列でも黒板の字がよく見えにくいため、メガネが必要になります。眼科で検査を受け、医師の指示に従ってください。 |
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この分類方式を「3.7.0方式」といいます。0.3、0.7、1.0の視表が見えるか見えないかで、4段階にふるい分けしたものです。
学校での視力検査の目的は正確な視力を測ることではなく、黒板の文字が見えているか、勉強に差し支えないかを判断することです。子供の近視の場合、がんばって見ようとすると実際よりも数段階は視力が良くなることもあるため、0.1きざみで測るのはあまり意味がありません。
また自動車の普通免許での基準視力も、片目で0.3以上、両目で0.7以上となっているように、日本では社会的にも0.3と0.7がひとつの基準となっています。視力低下がわかった場合は、近視なのか、遠視や乱視による弱視ではないか、その他の目の病気が原因ではないかを眼科で調べてもらうようにしましょう。

11.視力と資格
運転免許を取得する際「免許の条件等」という特記事項に「眼鏡等使用」などと記載されています。その免許条件なのですが「眼鏡等使用」以外にもあります。詳しくは下記を確認してください。(2003年11月現在)
(※裸眼と書いてない場合は、メガネ・コンタクトレンズで矯正した視力を含みます)
| <乗り物> |
<必要免許> |
<免許取得に必要な視力> |
| 乗用車 |
第一種普通自動車 |
両眼で0.7以上、 片眼でそれぞれ0.3以上。 片眼が0.3以下の場合、他眼が0.7以上で視野が150°以上あること。 |
ショベルカー 戦車 |
大型特殊自動車 |
両眼で0.7以上、
片眼でそれぞれ0.3以上。
片眼が0.3以下の場合、他眼が0.7以上で視野が150°以上あること。
※戦車を操縦するためには自衛隊への入隊が前提となっており、入隊時の身体0.1以上で矯正視力が0.8以上」となっています。 |
幼稚園バス トラック |
第一種大型自動車 |
両眼で0.8以上、
片眼でそれぞれ0.5以上。
また、深視力検査を行います。
連続3回行い、両サイドの棒と、真ん中の棒の平均誤差が20mm以内。 |
| 観光バス |
二種大型自動車 |
両眼で0.8以上、
片眼でそれぞれ0.5以上。
また、深視力検査を行います。
連続3回行い、両サイドの棒と、真ん中の棒の平均誤差が20mm以内。 |
| タクシー |
第二種普通自動車 |
両眼で0.8以上、 片眼でそれぞれ0.5以上。 また、深視力検査を行います。 連続3回行い、両サイドの棒と、真ん中の棒の平均誤差が20mm以内。 |
| 原付 |
原動機付自転車 |
両眼で0.5以上。 |
| 小型船舶 |
小型船舶 |
片側がそれぞれ0.6以上。 片眼が0.6以下の場合は、 他眼の視野が150°以上あること。 |
| 鉄道運転士 |
動力車操縦者 |
片眼がそれぞれ1.0以上。
運転免許 メガネ・コンタクトレンズの場合、近視では−8ディオプター以下、遠視では+3ディオプター以下の矯正で、 片眼がそれぞれ1.0以上。
※会社で基準を設けている場合もあります。 |
| 宇宙飛行士 |
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両眼で1.0以上、 片眼でそれぞれ0.1以上。 |
パイロット (旅客用) |
第一種 定期運送用操縦士 |
遠距離視力: 片眼がそれぞれ1.0以上。メガネ・コンタクトレンズの場合は±6ディオプター以下の矯正で、片眼がそれぞれ1.0以上。
中距離視力: 裸眼または矯正で、80cmの視距離での近距離視力表(30cm視力用)で、片眼がそれぞれ0.2以上。
近距離視力: 裸眼または矯正で、30〜50cmの間の任意の視距離での近距離視力表(30cm視力用)で、片眼がそれぞれ0.5以上。
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パイロット (自家用) |
自家用操縦士 |
遠距離視力: 片眼がそれぞれ0.7以上。メガネ・コンタクトレンズの場合は±8ディオプター以下の矯正で、片眼がそれぞれ0.7以上。
近距離視力: 裸眼または矯正で、30〜50cmの間の任意の視距離での近距離視力表(30cm視力用)で、片眼がそれぞれ0.5以上。
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この条件を満たしていない場合には、メガネを変えるなどあらかじめ矯正した上で免許更新に臨みましょう。更新期限ギリギリに免許センターに更新に行き、視力不足によって免許更新の許可が下りない場合には免許失効になってしまう可能性もあるので要注意です。今は以前よりも更新できる期間が延びて、誕生日の前後1ヶ月が更新可能になったので、できるだけ早めに更新しに行きましょう。

12.近眼大国日本

日本人には近眼の人がたいへん多く、文部省学校保険の統計によると、小学校で15〜18%、中学校で20%以上、高校では50%、大学になると60%以上が近視だそうです。日本失明予防協会がVDT検診(※注)をしたところ、ワープロ・パソコンで仕事をしている人の80%近い人たちが近視だという統計が出ました。明治30年に目本眼科学会が発足してから、近視は重要課題とされ研究されてきましたが、いまだに近視の真の原因や、なぜ進行するのかはわかっていません。近視は疾患であるという学者もいれば、疾患でないという人もいて、いまだに決定的な学説がなく、盛んに論議されていますが、軽度の近視はいまのところ器質的疾患(組織が病的に変化する病気)ではなく、機能的疾患(組織の働きに異常が起こること)という説が有力です。
(※注)・・・VDT検診とは、事務所において行われる、ディスプレイ・キーボード等により構成されるVDT(Visual Display Terminal)機器を使用して、データの入力・検索・照合、文章・画像等の作成・編集・修正、プログラミング、監視などを行う作業者の心身の負担軽減や眼疾患の予防・早期発見のために行われる健康診断のこと。
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