肩がこったり、目が疲れたり、頭が重かったり…という時、それぞれの個所の辺りを指で押していたら、ジーンと心地良い刺激を感じたという経験は誰でもしたことがあるのではないでしょうか。その、押して“痛いけれども、気持ち良い!”箇所が、いわゆるツボといわれるところです。このように、ツボは身体のあらゆる箇所にあり、そこを刺激すると身体に効くというのはもはや常識。では、ツボの正体とはいったいどのようなものなのでしょう。
ツボ療法の基盤となっている東洋医学では、私たちの身体には『気血』と呼ばれる生命のエネルギーが存在すると考えられており、それが身体の中をスムーズに流れることによって各機能が正常に動いていくとされています。気血が流れる道は『経絡』と呼ばれ、全部で14本の経路が全身をめぐっているのだそう。そして、この経絡の上にあるのがツボで、気血の流れを良くするためのポイントとなっています。
つまり、ツボを刺激すると経路を通って内臓や身体の部分に刺激が伝わり、その部分が活性化されて次第に症状が和らいでいくのです。ツボを押されて悲鳴をあげたくなるほど激痛を感じる場合がありますが、それはそのツボに気血が停滞してこっているためで、その部分に対応した内臓などが不調だという立派なサイン。痛くても、じっくりとこりをほぐしてあげることが必要です。また、ツボを押すときは、その部分に停滞した気がスムーズに流れて、こりがほぐれていくようなイメージを思い浮かべながら行うと良いといわれています。 |