この国を支えた団塊の世代が定年を迎え、日本は新しい時代に入りました。ところが、幸せで楽しい夫婦そろってのセカンドライフを思い描いていたものが、なぜか逆に苦しい。そんな悩みでカウンセリングを受けられる人も出てきているとのこと。
今回は、仮想カウンセリングとして、セカンドライフを上手に過ごすためのアドバイスをいただきます。
監修:青山克子(日本カウンセラー学院)
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今春、会社役員だった主人が定年退職しました。
結婚生活は育児や家事に追われながらも楽しく過ごしていましたが、夫の定年退職を期に、少しずつ生活のリズムが変わってきました。主人が毎日家にいることになり、今までの私のペースでの時間の過ごし方や人間関係を変えざるを得なくなったのです。
主人のことが嫌いなわけではないのですが、一緒にいることがなぜか苦痛で疲れてしまいます。こんな状態に自分でも驚いています。主人との関係をどのように受けとめたらいいでしょうか?
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状況は様々あっても、変化には必ず『ストレス』が伴うものです。
A子さんの場合、ご主人との関係が悪くなったというよりも、今までと違う生活スタイルの変化に少し疲れてしまっている状態にあると考えられますね。長年連れ添ってきたご主人とはいえ、時間の使い方や友人関係・人間関係を結果的に変えられてしまっては、心理的に動揺することもあると思います。
それでは、A子さんはご主人のご関係をどのように捉えたらいいでしょうか?
まず、性格のメカニズムという切り口から、自分とご主人との関係を見つめ直してみましょう。
性格(=パーソナリティ)は、いくつかの側面から成り立っていると考えられています。
【役割性格】
親・妻・部長など、置かれた立場や役割などから身につく性格傾向です。
例えば、「管理職になると責任感が強くなる」「娘を産んでから穏やかな性格になった」などが代表的なものです。役割や環境により変化しやすいと言われている性格の部分です。
【習慣的性格】
友達との関係や学校といった社会生活などから身につく性格傾向です。
一般的に「○○さんは、△△△な人だよね。(「怒りっぽい」「クールな」「優しい」など、人の性格を表現する言葉)」と言うのは、この習慣的性格のことを指していることがほとんどです。
人が幼い頃に、ある環境の中で身につけた態度や、人と関わっていく上で身につけたコミュニケーションの手段のことです。例えば、親から「人には優しくするものです」という教えを受けて育ってきた人は、人に優しくするようになるでしょう。このように、置かれた環境から身に付き、現在も影響が続いている性格を習慣的性格と言います。
【気性・気質】
習慣的性格、役割性格の土台となるような部分です。
持って生まれたものと、2〜3才までに形成される部分で、変えようと意識しても難しい部分です。
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