こんにちは。心理カウンセラーの雨宮です。いよいよ秋も本番ですね。年末も近づいてきて、時間の早さを実感しながら「ああ、今年もあっという間に過ぎて行く…」と感じている方も多いのではないでしょうか。仕事でも私生活でも目まぐるしいほど忙しい日々の中では、ゆっくりと自分の生活を振り返る機会も少ないかもしれません。またニュース番組では、年金問題や少子高齢化、格差社会など、決して他人事ではない多くの社会問題が取り上げられ、先行きの見通しが立たない不安を多くの人が感じています。
今日は「将来が不安」というテーマについて、その問題点を具体的に整理する方法をお教えします。
監修:雨宮利枝(日本カウンセラー学院)
整理術の前に、まずは「不安」について理解していきましょう。
私たちが将来に不安を感じるのは、明るい未来を強く願っている証でもあります。
人には欲求を満たしたいという本能と、危険を避けて安全でいたいという本能があり、これらが脅かされるときに不安を感じます。例えば「豊かな生活をあきらめなければいけないかも」「子供が欲しいけれど、授かるだろうか」「身体の自由が利かなくなったら……」などです。
逆に、安心を感じることを考えてみてください。
体の安定(健康)、心の安定、経済的安定、親密で安定した人間関係など、『安定』していることは安心に繋がります。 自分が将来、欲しいものや必要なものを得ながら、危険をさけて安定した状態でいられるかが分からない・・・。その不安定さが、『将来の不安』だと言えるでしょう。私たちは未来が『分からない』ことに対して不安を感じるのです。
また、「私はこれからどうなっていきたいのだろう」と、自分の気持ちが分からないときも同様です。
もっと幸せになりたいのに、目的がなくてどこに向かっていいのか分からない時、大切な時間を浪費していると感じて不安になるのです。
しかしこういった不安の強い人は、反面「幸せになりたい!」「○○を手に入れたい!」「こんな風に生きていきたい!」という、ポジティブな意欲が高い人であるとも言えます。欲求が強いからこそ、実現できないことへの不安も強い。ですから、不安を強く感じる人は、「私には欲しいもの、守りたい大切なものがいっぱいあるんだ!」と自分で自分を認識してみてください。それは生きる意欲、幸せを求める力の強さなのです。
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