- ◇恋愛ニートとはどのような状態?
- 「ニート(NEET)」という言葉は、もともとはイギリスの政府機関が、若年者の雇用対策に関連して使用した用語だそうです(1999年)。
義務教育を終えた後の「学業にも、仕事にも、職業訓練にも参加していない(Not in Education, Employment orTraining)」16〜18歳の若者を「NEET」としたらしいのですが、日本では対象とする年齢などイギリスとはちょっと定義を変えて用いられています。
-
さて、そんな労働政策での分類のための用語だった「ニート」という言葉は、その元の意味から外れて、なんとなく「ひきこもり」などと混同されたりしながら、一部の若者を揶揄するような否定的なニュアンスで用いられることが多いようです。
「恋愛ニート」という言葉も、その「ニート」という言葉のイメージがひとり歩きして生まれてきたものと思われます。
世相を反映したさまざまな意味を含む「生きたことば」のひとつと言えるでしょう。
- さてその「恋愛ニート」は、一般にどんな意味で使われているのでしょう?
そこには大きく3つのポイントがあるようです。
- A) 異性との交際を諦めている
- B) 恋愛への興味を無くしている
- C) 恋愛のために自分を磨くことをしていない
未婚で、恋人がいてもおかしくない年齢の人が、このような状態にあることを「恋愛ニート」と言うようです。
- ◇本当は脱却したい人も
- その「恋愛ニート」と言われる状態でも、恋愛に興味・関心がなくて、恋愛をしていない、ということであれば、何ら問題ないでしょう(周りの人からは問題と言われることがあるかもしれませんが、それは本人にとっての問題ではないので、ここでは割愛しましょう)。
しかし、必ずしもそうではない場合もあるようです。具体的なケースを例に見てみましょう。
- ★ ケース@
- 昔から人と話すのが苦手だし、容姿にも自信が無い。まして気になっている異性に対しては、何をどうしていいのかわからない。
フラれて傷つくのも怖い。
いろいろと思い煩うぐらいなら、いっそ人を好きになったり、恋愛に期待しない方がラク。
恋愛なんて関係ない。
- ★ ケースA
-
学生の頃からそれなりに恋人がいて、恋愛への苦手意識は特になかった。
社会人になり、ある時期から仕事が面白くなり、仕事オンリーの生活が数年か続いていた。
震災のときに、自分が一人ぼっちなことで不安になった。が、ふと気がつくと「恋愛ってどうするんだっけ?」といった状態。
以前のように人を好きになれなかったり、のめりこんでいけないように感じている。
単に「恋愛に興味がない」「交際を諦めている」「恋愛のための努力をしていない」といっても、いろいろなケースがあります。
このケース@やケースAのように、心の奥底では恋愛したいという気持ちがありながらも、尻込みしてしまっていたり、その意欲がわかなくなっていたりしてしまう人もいるようです。
こんなときには、どのようにしたらよいのでしょうか?
そのヒントを次のページで見ていきましょう。