子どもの気になるクセ 気にし過ぎではないですか?

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心理カウンセリングの現場から Vol.61 子どもの気になるクセ 気にし過ぎではないですか?

子どもの気になるクセ 気にし過ぎではないですか?気づくと爪をかんでいる、指をしゃぶる、性器をいじる…… 子どもが示すこれらの行動(クセ)は、専門的には「習癖(神経性習癖)」と言い、他にもパチパチパチとまばたきを繰り返す、顔をしかめるなどの行動を「チック」と呼びます(専門用語が出てくると、必要以上に大変なことのような印象になってしまうかもしれませんが、ここではそれを意図しているわけではありません)。

これらの行動は、子どもからのSOS、あるいは、不安、緊張、欲求不満などによるストレスのサインと見なされることもあり、親御さんとしては気になるところかと思います。

しかし、かつて心理的葛藤による神経症的なものと考えられていたこれらの行動は、現在では必ずしも心理的葛藤によるものではないと理解されています。

これらは、子どもたちが発達の過程で経験する、一過性の生理的な行動と考えられます。そして、周りの人たちがそれを気にし過ぎたり、無理に禁止したり、あるいはからかったりすることによって、かえって本人がその行動にとらわれてしまい固定化してしまう傾向が強くあることが指摘されています。

ですから、気にし過ぎないことが大切とされています。

今回は、このような子どもの気になるクセのいくつかについて見て行きましょう。

子どもの気になるクセ

・習癖(神経性習癖)

習癖には、排せつ、睡眠、食事などのクセも含まれますが、ここでは習慣的に身体をいじるクセの中から代表的なものを挙げます。

・指しゃぶり
1歳半の子どもの約30%、3歳児の約20%、5歳児の約10%に見られる、ごく一般的な行動です。指しゃぶりは、子どもが何もすることが無いときに現れることが多いので、(そこで注意するのではなく)絵本や遊びなど興味を持ちそうなことに関心を向けさせるようにすると良いでしょう。
・性器いじり
幼児期になり、男女のからだの違い≒性器への関心が強まることが、性器いじりの原因のひとつと言われています。思春期以前の性器いじりには性的な意味はなく、退屈、手持ち無沙汰などが誘因で繰り返す傾向があります。多くの場合、学童期までに消失します。
・爪かみ
爪かみは、3歳ごろから見られるようになり(3歳児の3.7%、5歳児の4.3%)、6歳ごろから増加し、10歳ごろにピークを迎える(小学校4〜6年生の44.2%)、こちらも一般的な行動です。指しゃぶりがリラックスしたときに出やすいのに対して、爪かみは逆にイライラしたときに出やすいとの指摘があります。

・チック

精神疾患の診断・統計マニュアルである「DSM-W-TR」によると「チックとは、突発的、急速、反復性、非律動性、常同的な運動あるいは発声」とされています。
チックは抑えきれない(抵抗しきれない)と感じられますが、ある程度なら制御可能です。
チックはストレスによって悪化したり、集中していると減弱したりします。睡眠中にはほとんどおきないようです。
チックには、運動性チックと、音声チックとがあります。
運動性チックの発症年齢のピークは7歳(就学年齢時頃から児童期前半)とされています。
子どもの10%〜20%が何らかのチックを体験するとされますが、その大多数が1年未満で消失する一過性のチックと言われています。

・運動性チック
まばたき、首の急激な動き、肩すくめ、顔しかめ、せきなど。(その他に、顔の表情を作る、身なりを正す動作、飛び上がる、物に触る、足を踏みならす、物のにおいをかぐなどは、複雑性運動性チックと言われます)
・音声チック
せきばらいする、うなる、鼻をくんくんさせる、鼻をならす、ほえるなど。(その他に、社会的にはばかられる汚い言葉やわいせつな言葉を言ってしまう汚言症、最後に聞いた単語や音節を繰り返す反響言語などは、複雑性音声チックと言われます)

次ページ これらの行動の背景を考えてみましょう |1|



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