シングルマザーの方に 気をつけてほしい陥りやすい子育ての注意点

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心理カウンセリングの現場から Vol.84 シングルマザーの方に 気をつけてほしい陥りやすい子育ての注意点

子どもに対する愛情からの教育やしつけがうまく伝わらない・・・お母さん自身の余裕が失われていませんか?

シングルマザーの方に 気をつけてほしい陥りやすい子育ての注意点幼い頃、誰しもが「〜〜してはいけませんよ」と親から教えられて規律やルールを身につけてきている側面がありますが、心理学のひとつの理論体系である「交流分析」に、親の無自覚な「〜〜するな」というメッセージ(これを専門的には『禁止令』といいます)が子どもに伝わり、生涯にわたって子どもの人生に影響を与えるという考え方があります。

親からの直接的なメッセージもあれば、親の不合理な態度が間接的なメッセージとなって伝わることもあり、中でもノンバーバル(動作や表情)で伝わる禁止令は、根深く影響すると言われます。親からの拒絶、虐待といった明確な存在否定は言うに及びませんが、日常の中でなんとなく邪魔扱いされる、溜息をつくといったノンバーバルのメッセージは、「私なんていない方がいいんだ、存在してはいけないんだ」といった禁止令として伝わる可能性があります。

また、親が先回りして何でもやってしまうというのは、「成長するな」というメッセージとなり、いつまでたっても自分で何もできない人間になってしまったり、泣いている時に無視されたり、「うるさい子ね!」と気持ちを汲んでもらえなければ、「感情を表現するな」というメッセージとなり、自己表現の苦手な人間になってしまうこともあります。

このようなノンバーバルの禁止令は、お母さんが心の余裕をなくしてしまっている時に無自覚に発令されやすいものです。仕事でストレスがかかってしまっている、考え事でいっぱいいっぱいになってしまっている時、まずはお母さん自身が、自分自身の状態に自覚的になり、気がついていきましょう。そして、父親的に「規律やルール」「しつけ」を強引に押し付ける前に、母親として受容的に、許容的にありのままを受け止めてあげられているかどうか振り返ってみましょう。

お母さんにありのままを受けとめてもらえた、それが子どもの“自分自身が認めてもらえた”自信となって積み重なっていくことによって、子ども自身の自己肯定感や自尊心が育くまれることに繋がります。また、自分自身が“認めてもらえた”経験、自己肯定感や自尊心があるからこそ、子ども自身も社会のルールや他者を受け入れる態勢が整っていくのです。

受容的になれない・・・頭と心の関係がきちんと棲み分け出来ていますか?

シングルマザーの方に 気をつけてほしい陥りやすい子育ての注意点

人には理性の機能(頭)と感情の機能(心)がそれぞれ独立して備わっており、その機能がより分かれて備わっている程(これを専門的には「分化度が高い」というふうにいいます)、自分の気持ちと現実を分けて捉えることができるため、冷静に物事に対処することができます。一方、それぞれの機能が分かれずに融合してしまっている程(分化度が低い程)、感情的になりやすいとされています。それぞれの分化度の高低によって、誰しもがこの定規のようになっている分化度の尺度のどこかに位置づけられます。

例えば、忙しい朝に子どもの支度がなかなか進まなかった時、分化度の高いお母さんであれば、たとえイライラとしつつも感情を上手くコントロールして、現実的にやるべきこと(出かける準備、子どもの支度を手伝う、もう少し早く起きるための工夫、朝の時間の使い方を検討する等)ができるのですが、分化度が低く、理性の機能(頭)と感情の機能(心)が融合してしまっているお母さんの場合、「忙しい時に! なんてぐずぐずしてるのよ! あなたって子はいつも・・・」とイライラを思い切りぶつけてしまい、お説教を始めてしまうかもしれません。

シングルマザーの方に 気をつけてほしい陥りやすい子育ての注意点自律とは、自分で自分をコントロールするということで、自分の感情にも自分で責任をとるということです。朝、忙しくなってしまっているのは子どものせいなのでしょうか? 自分がイライラしている責任を子どもに押し付けてしまっていないでしょうか・・? この後者のお母さんの場合、お説教の結果、遅刻してしまったら、さらにその責任までも「あなたのせいで!」と子どもに八つ当たりしてしまうかもしれませんね。

皆さんの分化度はどのあたりに位置しそうですか?
自分の感情の責任の所在は、自分にある。イライラして不快になるのも、現実的な行動をとって建設的に問題解決し、スッキリとした気持ちで出掛けるのも自分次第なのです。 思考と感情、自分自身が分化度を意識して過ごすことで、規則やルールと、子どもの気持ちを分けて捉えることができるようになり、そうすることによって子どもの気持ちを受けとめるということが上手くコントロールできるようになっていくはずです。

ご自分の分化度を自覚・確認するために、心理カウンセリングを利用してみるのもいいかもしれませんね。


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