子宮頚がん予防ワクチンは20〜40代以降にも有効

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<プロフィール>
1991年3月 大分医科大学(現 大分大学)医学部医学科 卒業
東京大学医学部付属病院 産婦人科学教室研修医、 愛育病院を経て、東京労災病院産婦人科医長、 東京厚生年金 病院産婦人科医長などを歴任

女性のトータルウェルネスを考えることをライフワークとし、婦人科医という立場から「女性の美しくありたいとの想い」に応えている。
現「霞ヶ関土居美佐クリニック(HP)」院長。

子宮頚がん予防ワクチンは20〜40代以降にも有効

子宮頚がん予防ワクチンがどれほど女性にすばらしいものをもたらすかという前回に引き続き、今回は子宮頚がん予防ワクチン接種にまつわる誤解について、婦人科医・土居美佐先生に教えていただきます。



「子宮頚がん予防ワクチンは10代にしか効果がない」は誤解です

image 私が院長をしております、霞が関土居美佐クリニック(HP)でも子宮頚がん予防ワクチンの問い合わせや、実際に接種される患者さんが少しずつ増えてきています。

先日、ある患者さんからこのような質問を受けました。
「先生、子宮頚がん予防ワクチンは10代で接種しないと効果がないんですよね?」
別の病気で受診されている、20代前半の女性です。

私は「10代の女性はもちろん、20代以降の女性でも今後性行為をする可能性のあるすべての女性に効果があります
こう、お答えしました。

婦人科医である私としては、どうして「10代しか効果がない」という誤解を彼女が持たれたのか、その理由がわかりませんでした。
あとで、この患者さんがどうしてこの疑問をもたれたのか、私なりに考えてみました。

もしかしたら、頚がん予防ワクチンについての、テレビや新聞でのニュースのせいかもしれません。
ニュースでは、子宮頚がん予防ワクチンに関して、ある1点だけが強調されすぎている、と私も感じています。
その1点とは、「助成金」です。

性行為を開始したら何歳の女性でも、子宮頚がんにかかる可能性はあるのです

子宮頚がん予防ワクチンの費用は、医療施設によって多少の差はありますが、3回接種で5万円から6万円ぐらいに設定している施設が多いようです。

子宮頚がん予防ワクチンを接種する女性に助成金を出す予定のある自治体は、全国で35自治体あるそうです(今年4月7日の朝日新聞の報道より)。
ただ、大部分の自治体が『10歳から15歳までの少女』を対象にしていて、20代以上の女性も対象になっているのはわずかに3自治体のみです。

『子宮頚がん予防ワクチン』は、ここ10年で飛躍的に進歩した新しい医療の選択肢です。
ですから、『子宮頚がん予防ワクチン』について詳しい知識や情報はまだ普及していないのが実情です。

そういう現状で、「助成対象は10代前半」という印象が残る報道がテレビなどメディアで取り上げられることにより、多くの女性が、「子宮頚がん予防ワクチンは10代で接種しないと効果がない」と勘違いをされても、不思議ではありません。

何歳の女性でも予防ワクチンの効果はあります
子宮頚がんの原因はセックスで感染する発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)が大きな要因と医学的に判明しています。
ですから、何歳の女性でも今後セックスする可能性のある人は、子宮頚がんにかかる可能性もあるのです。

子宮頚がん予防ワクチンのこれから

ただ、子宮頚がん予防ワクチンには、既にHPVに感染している人や、既に子宮頚がんにかかっている人への治療効果はありません。
あくまでも予防が目的です。

ですから「セックスをまだ経験したことのない10代前半の女性にワクチンを接種し、セックスを開始したら毎年子宮頚がん検査を受けることで子宮頚がんはほぼ100%予防できる。より早くワクチンを接種したほうがより効果的である
という医学的理由から助成金が出る対象年齢が10歳から15歳までとしている自治体が多いだけなのです。

image実際に、45歳の女性まで助成の対象にしている自治体もあります!
とてもすばらしい見識だと思います。

日本国内で助成金が出る自治体と出ない自治体があり、出る自治体でも接種費用の全額を助成する自治体と、費用の一部を助成する自治体で大きな差があるのが現実で、不公平感は否めません。
早い時期に国として一定の見解を示してほしいものです。

子宮頚がん予防ワクチンは何歳になっても、
セックスする機会のあるすべて女性に効果があります。


ぜひ覚えておいてくださいね。
   ※前回記事:子宮頸がんを予防できる時代に〜子宮頸がん予防ワクチン〜
この記事を執筆された土居美佐先生のクリニック

霞ヶ関土居美佐クリニック(婦人科・内科)
各種健康保険取り扱い医療機関/千代田区子宮ガン検診受託医療機関

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