「1/f ゆらぎ」の法則は、自然界の環境音だけに当てはまるわけではありません。私たちが普段聞いている音楽にも「1/f ゆらぎ」はあります。
例えば、モーツァルトは癒しの音楽家として有名です。モーツァルトの作曲した音楽は、脳を活性化させる音が組み合わさってできていると言われ、リラクゼーション効果はもちろん、勉強や仕事の能率を上げるという研究結果もあります。『リラクゼーションを与える』『集中力を高める』とうたった企画CDをよく見かけますが、こうしたCDは環境音のほか、モーツァルトをはじめとするクラシック音楽のコンピレーションアルバムであったりすることが多いのもうなずけます。
しかし、音楽にはジャンル関係なくどのようなものにも「1/f ゆらぎ」の法則があるので、ロックでもヒップホップでも演歌でも、普段自分が聞いているお気に入りの音楽にもちゃんと癒しの効果はあります。ですから、リラックスを目的とした場合"ぜったいにコレを聞かなくてはダメ!"という音楽はありません。自分が聞きたいと思う、好きな音楽を聞けば良いのです。ただし、ひどく悲しい気分であったり落ち込んでいる時に無理やり明るい音楽を聞いて元気を出そうというのは、かえってストレスを増長させる原因に。そういう時は、その時の気持ちに合った悲しい音楽を聞くことで心が慰められ、落ち着くことができます。それから徐々に、明るい音楽で気持ちを高めていくようするのがベターです。
このように、私たちのストレスを軽減し、心身を癒してくれる音楽と上手につきあえれば、毎日の暮しもより快適になりそうです。いつも何気なく聞いている音楽を、もう一度見直してみませんか。 |