
「メンバーをまとめたいと思っている、期限通りに進めたいと思っているんだね」
心理カウンセラーは「悩んでいる人は、より良くなりたいが故に悩んでいる」という見方をします。本人も気づいていない、言葉の裏側にある本音を会話の中で聞き出し、部下のやる気を自覚させることも、上司としての大切な仕事なのではないかと私は思います。
| チワ輪さんの言葉 |
「人を上手くまとめられない」→ 本音 「チームを上手くまとめたい」
「期限に間に合わない」 → 本音 「期限を間に合わせたい」 |
このように部下の力を信頼し、「〜ない」という否定表現を肯定表現に言い換えてみて下さい。

「年上のメンバーと期限のことがクリアーになったら前に進めそうかな?」
「何が不安なのかが分からないからさらに不安になってしまう」ことがあります。不安の原因を明確にすることは不安がさらに増しそうに思われるかもしれませんが、多くの場合そうではありません。
このように不安要素を整理して明確にしてあげることで、次に何をすればいいのか?という対処行動が見えてくる場合があります。
チワ輪さん |
「メンバーには年上の人もいるし、自分が上手くまとめられるかどうか……。また、そんな状況で期限通りにプロジェクトが進むのかも不安です」 |
| ブル山さん |
「なるほど。メンバーをまとめたいと思っている、期限通りに進めたいと思っているんだね。ただ、年上の人もいるし上手くまとめられるかどうか、期限通りに進められるのか不安ということだね」 |
受容とは“受け入れる”ことです。自分もプレッシャーを感じている職場の中で「受容なんてできない!」と思うかもしれませんが、受容とは“相手の全てを受け入れる”ことではなく、“相手に理解を示すこと”と考えてみましょう。
コツをつかめば大丈夫! もう一度、ブル山さんとチワ輪さんの会話を見てみましょう。
ブル山さんは、チワ輪さんが使っている言葉を使い、繰り返していますね。また、「そうか」「なるほど」という相手に理解を示す言葉も使っています。相手が口にしている言葉を繰り返すこと、理解を示す表現を使うことは、相手を受けとめることの第一歩です。その先に、「自分は理解されている。頑張るぞ!」いう安心感や、やる気にも繋がっていくことでしょう。
いかがでしたか? 上司と部下は親子の関係によく似ています。
上司の言葉の使い方1つで、部下のやる気がプラスにも、マイナスにも変化します、今回の要点を参考に、ぜひ今後にお役立てください!
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