入手方法は? |
漢方薬は医薬品なので、入手するには、医療機関を通じる方法と、薬局で購入する2通りがあります。いずれの場合も自分の症状と体質を医師・薬剤師によく説明し相談して決めましょう。
最近は、漢方薬を飲んでみたいという方が多いので、病院や薬局で漢方薬を全く置いていない所はないようですが、一般の医師・薬剤師は、漢方薬を西洋薬と同じように考え、患者の病名から、個別の薬の効能に照らして処方しているというのが現状です。
市販の漢方薬と、薬局で調整される漢方薬 |
漢方薬局では、何種類かの生薬を、患者さんの個々の症状や体質に合わせて組み合わせて処方します。一方、薬局・薬店で売られている漢方薬は、たとえば漢方胃腸薬の場合、胃の痛みや胸やけなどの一般的な症状に広く効く漢方処方を組み合わせ、製品化したものです。飲み過ぎ、食べ過ぎや胃炎、胃潰瘍の初期段階では、市販の漢方胃腸薬で改善することができます。
漢方薬局では症状によって、何種類かの生薬を加えたり減らしたりするので、いわば「オーダーメイド」、市販の漢方薬は気軽に選べる「既製服」と考えると、分かりやすいでしょう。
専門医や専門薬剤師はいますか? |
漢方の専門医や専門薬剤師という資格はありませんが、詳しく勉強されている医師や薬剤師はいます。
専門医は、日本臨床漢方医会名簿を参考にされてもよいでしょう。
http://www.mmjp.or.jp/kampo-ikai/
現在、漢方治療を行なっていても看板その他に掲げることは法律で禁止されているため、電話帳などで医療機関を探すことはできません。
保険調剤を行っている漢方薬局や漢方製薬メーカーにお聞きになるのも一つの方法です。専門の薬剤師は漢方薬局にいます。薬剤師は胸章の提示等がありますのでそれを確認してから相談しましょう。またお医者さんや薬剤師でも、漢方に詳しくない人もいますので、よく確認したほうが良いでしょう。
価格は? |
一般的に購入する場合は1日分300〜500円、1ヶ月分で1万円前後です。薬局・薬店で販売している漢方薬では保険は使えません。ですから価格があまりに高価なものは避けたほうが良いでしょう。薬の中身によってはこれ以上のものもありますが、よく説明を受けて納得のうえ購入しましょう。病院で処方される漢方薬は保険適用のあるものを使いますので問題ありませんが、選べる漢方薬の種類が限られます。煎じ薬は保険適用のある生薬は少なく、健康保険で出してもらうのは難しいでしょう。
効果はどのくらいから出ますか? |
一般的に2週間から1ヶ月を目安にしましょう。漢方薬は一般的に長く服用しなければいけないように思われがちですが、そんなことはありません。漢方薬の風邪薬や胃腸薬などは速効性があり、決して長く服用すればいいというわけではありません。
糖尿病などの慢性疾患には長く服用しなければならないものもありますが、それも効果が出ているかどうかを確認する必要があるので病院での検査は必要です。
効果の出ない漢方薬を長く服用したために、かえって悪化する患者さんもいますので、注意が必要です。 |