知人以外の人に自分が悩んでいること、思っていることを、きちんと理解してもらおうと説明したため、3回目のカウンセリングにおいて私の話は、最終的にかなり詳細かつ多岐にわたりました。しかし事細かに話していく中で私は、本来悩むべきところではない些細な人間関係にイライラを募らせていたことや、大人のビジネスマンになりたいと考えた理由に気付かされていったのです。
ちなみに、私が「大人のビジネスマン」に求めていたものは、バランス感覚。このバランス感覚は、会社の組織にとって大事であるとともに、自分が気持ちよく仕事をする上でも必要なものでした。あまり細かいことに囚われることなく、適度に周囲に気を配る。会社全体のバランスを意識しながら、自分もストレスを溜め込まない。そんなイメージです。
ここに至り、ようやく私は自分の求めているものに到達したわけです。日常生活の中でどういった問題を解決していけば自分の理想に近づくのか。解決法は見えていませんが、問題はかなり見えました。ただし、青山先生に何か具体的なアドバイスをもらったわけではありません。答えがあったとすれば、全て自分の胸の中にあったのです。カウンセリング、恐るべしです。
最後に「なるほど〜。これがカウンセリングの価値なんですね?」と言った私に対し、青山先生は「これもカウンセリングのひとつですね」と一言。
3回のカウンセリング体験を経た私は「カウンセラーはとことん答えを与えてくれないものなのだな」と妙に納得させられてしまいました。 |