「手足が冷える」
手足の冷えは冷え性の典型的な症状
風呂に入っても手足がなかなか暖まらないし、風呂上がりでもすぐに冷えてしまう、足が冷たくて、厚手の靴下をはかないと眠れない、冬だけでなく夏でも手足だけが冷たい、冷房に当たると肩が凝る……。こういった症状は、体の末端の血液循環が悪い状態、「冷え」によっておこります。そして冷え状態が6ヶ月以上続いたら、あなたは立派な「冷え性」。冷え性は、寒いのがキライ・苦手という、単なる「寒がり」とは違って、体のトラブルを引き起こしかねない、大変な問題です。
ストレス?ダイエット?
冷えは、ホルモンバランスの崩れや自律神経の働きの低下が原因で起こります。しかし、この原因を作り出す、誘因というものがあります。最大の誘因といわれているのが、ストレスやダイエット。過度なストレスを感じると、血管が収縮し、血行が悪くなります。また、ダイエットでエネルギー不足になれば、体温が下がりますし、皮下脂肪が少なくなると、それだけ熱が奪われやすくなります。ダイエット中でひどい冷えに悩んでいる人は、いったんダイエットを中止したほうがよいでしょう。
洋服にも気をつけていますか?
冷え性を解消するために“ババシャツ”を愛用している人も多いかと思います。ババシャツは冷え性にとても良いので、できるだけ着た方がいいでしょう。一方、スタイルをよく見せたり、オシャレに気を使ったりするあまり、締め付ける下着を身に付けたり、きつめのジーンズやスカートをはいたり、ミニスカートやキャミソールなど、露出の多いファッションをしたりする人がいます。体を締め付ければ血行が悪くなりますし、露出が多ければ体温が奪われます。いずれも、冷え性を悪化させてしまう格好なので、控えめにしましょう。
ご存知のとおり、夏の冷房は大敵
私たちの体は、夏の暑さや冬の寒さに対応できる機能を持っています。だから自然のままというのが、一番体に優しいのです。ところがクーラーの登場で、夏でも冷えた環境が簡単に作れるようになり、自然の状態から遠のいてしまいました。そのため、体の働き、特に脳の調整機能が狂ってしまい、体温が下がりっぱなしになってしまうのです。やっかいなことに夏の不調は、夏だけではなく、秋や冬になっても続きます。
クーラー対策あれこれ
冷え性は簡単に解消できるものではありませんが、ちょっとした工夫でかなり楽になります。今回は、夏のクーラー対策を少しご紹介しましょう。
飲み物は温かい物を。特に冷たいアルコールはなるべく控えましょう。
デスクワークを中心にしている人は、昼休みや休憩中など10分でも20分でも、冷房に当たらない時間を作りましょう。ひざかけや肩にかけるストールは、デスクワークの必須アイテムです。
その他、エレベーターではなく階段を利用するなど、積極的に体を動かしましょう。
足の運動で足もとポカポカに
足の指先や付け根には、自律神経をコントロールしている箇所があります。そこを積極的に動かしてみましょう。
方法は簡単。足指をパーにしたり、グーにしたり、足首を回したり。時間があるときは、手で足指のまたや足の爪の周囲を強めに押しましょう。「効く〜!」という刺激がビシビシと伝わってくるはずです。足の指を持ってグルグル回すのも効果的です。こうしたツボ押しなどは、家でくつろいでいるとき、バスタイム、仕事の合間など、いつでもできるので、覚えておくと便利です。
早めに対策を講じましょう
「冷え性は、手や足が単に冷えているだけ」と安易に考えて、何の対策もとらずに、そのままほっておくのはよくありません。そこからさまざまな病気に進んでしまうことだってありえます。例えば、冷えが原因によるホルモンバランスの異常や自律神経の乱れが続くと、排卵が正常に行なわれなくなります。これが、生殖機能の低下につながれば、月経不順や月経困難症などになりますし、さらにひどくなると、不妊の原因にもなりかねませんので注意しましょう。 |