ホルモンバランスの崩れによって出来ることも
女性の場合は、月経前に吹き出物がひどくなることがあります。この時期は特にホルモンのバランスが崩れやすく、その影響から便秘、むくみ、眠気、乳房が張るなどの症状がみられますが、吹き出物もそのひとつです。月経が始まる2〜10日ぐらい前から黄体ホルモンや卵胞ホルモンの分泌が急激に変化するため、女性の体はデリケートになっています。特に黄体ホルモンの分泌が活発になると、皮脂が出やすい状態となります。いつもと同じように洗顔をしていても、皮脂が浮き出て皮膚が汚れやすくなり、顔や背中などに吹き出物が出てきます。症状がひどいときは、婦人科や皮膚科に相談してみましょう。ホルモン治療で治る場合があります。
胃腸の調子はどうですか?
吹き出物は顔だけに出来るわけではありません。女性に多いのが髪の毛先が触れる背中上部の吹き出物です。入浴時にはよく洗い、またなるべく髪がふれないようにしましょう。また、この部分に出来る吹き出物は胃腸が弱っている時に出やすいものです。添加物の多い食べ物、栄養の偏った食事、暴飲暴食はニキビの大敵です。これらの吹き出物は、胃腸の調子が回復すると治るものです。体からのシグナルだと思って食事を見直してみましょう。
偏った食事や便秘は悪化のもと
 どんな食事をとるかで当然ながら肌にもさまざまな影響がでます。栄養の偏った食事をしていると、肌荒れも吹き出物もひどくなります。
特に、ビタミンA(にんじん、ほうれん草)、ビタミンB2(納豆、チーズ、牛・豚レバー)、ビタミンC(イチゴ、レモン、パセリ)、ビタミンD(サンマ、イワシなどの青魚)、カルシウム(牛乳、ゴマ、煮干し)が不足すると、肌荒れを起こしたり、吹き出物が出来やすくなります。吹き出物がひどいときは、日頃から積極的にこれらの栄養を取るようにしましょう。
また、便秘も身体に毒素を溜め込んでいるようなものですから、吹き出物を悪化させる要因になります。
跡になることもあるので治療はきちんと
ニキビには、毛穴に皮脂が詰まった状態で白いブツブツができる「白ニキビ」と、それが悪化して炎症を起こす「赤ニキビ」の2種類があります。白ニキビの段階では、こまめに洗顔をするだけで治ることも多いのですが、炎症を起こした赤ニキビになると、うみが出たりズキズキ痛んだりすることもあるので、素人判断で治そうとするのは避けましょう。
最近では、ニキビ治療が飛躍的に進歩していますので、跡が残ってしまう前に、皮膚科で治療を受けることをお勧めします。
刺激を与えるのは禁物
ニキビや吹き出物は、気になって思わず触ってしまいがちですが、指の雑菌を付けることとなり悪化させるだけです。ひどくなればなるだけ、跡が残りやすくなるので我慢しましょう。
また、毛先が触れる、髪の表面のヘアクリームが付くといった刺激でも炎症を起こしやすくします。髪の毛が触れないようにするだけでも効果があります。また、吹き出物が出来ているときは、できればメイクは避けるか、それが無理なら早めに落としましょう。
洗顔のポイントは、よくゆすぐこと
 ぬるま湯で洗顔しましょう。まず、お湯だけでさっと洗い、次に石鹸などを手の平でよく泡立ててから顔全体を洗います。小鼻や額など、皮脂がよく溜まりやすいところを重点的に、指が軽く触れるぐらいの状態でマッサージするように洗います。洗顔用スポンジを使うとさらに効果的です。あとは石鹸をしっかり洗い流します。石鹸が残っていると、そこから吹き出物が出来る可能性もあるので気をつけましょう。そして清潔なタオルでしっかり拭いて下さい。使ったスポンジは濡れたまま放置しておくと雑菌が繁殖するので、しっかり乾かしましょう。
寝具も清潔にしておくこと
顔に触れるものが清潔でなければ、いくら洗顔しても意味がありません。タオルはもちろんのこと、意外と忘れがちなのが寝具です。枕カバーや布団カバーは、髪が触れるので雑菌がつきやすいもの。顔の触れる部分には清潔なタオルをあて、こまめに洗って清潔にしておきましょう。また、乳液などをつけてすぐは肌が濡れたままなので、寝具の雑菌が付着しやすくなります。
30分から1時間ほどしっかり肌になじませてから、布団に入るようにしましょう。
気になる症状については、一人で判断をせずお近くのクリニックまたは病院で検査をして下さい。専門家の意見や判断を仰ぐことをお勧めします。 |