その日の体調で視力は変わる
 視力はその時々の体の調子で変わります。晴れの日に比べて雨の日の方が物が見えにくいと思ったことはありませんか。また、朝には視力が1.0あったのに、午後には0.5ぐらいになったりすることもあります。目の疲れだけでなく、体が疲れている時には視力も下がりがちです。また少し目を細めて物を見ていることに気付いたなら、視力が低下している可能性大です。あるいは片方の目だけが疲れるようなら、そちらの目だけ視力が低下している可能性もあります。
仮性近視は、誰にでも起こる
仮性近視は、長時間の読書などで目のピント調整をする筋肉(眼球毛様体筋)の緊張が戻らないことで起こります。子供特有の症状と思われていますが大人にも起こります。目の疲れが回復すれば、調節機能も回復することが出来て近視も治ります。そのままにしておくと本当に近視になり、視力はもとに戻りません。メガネやコンタクトレンズを使っている場合、視力が落ちたからといってすぐに度を強くするとかえって近視が進みます。仮性近視ならまだ視力回復できる状態です。すぐに度を強くすると、真性の近視として定着させてしまうことになりかねません。
仮性近視を治す
仮性近視が真性の近視として定着する前に、調整機能を回復する努力をしましょう。なるべく遠くを見る習慣をつけ、目を休ませると効果があります。仕事中でも時々目を閉じて1分ぐらい目を休めるといいでしょう。薄暗い所で本やテレビを見ない、姿勢を良くする、適度に休息を取るといったことを、日頃から心がけることが大切です。特にテレビやパソコンの画面を長時間見続けることは、近視の進行を早めるので注意しましょう。
乱視の可能性も
物が見えにくくなると近視がひどくなったと思いがちですが、実は乱視ということも考えられます。遠くも近くも見えにくい、見る方向によって見えにくいことがある、さらにとても目が疲れるなどの症状がある場合は乱視の疑いがあります。たいていの乱視は、メガネやコンタクトレンズで矯正することが出来ます。
とにかく疲労しないこと
本を読んだりパソコンで仕事をするなど、近くのものを見るときは30cm以上はなしましょう。照明など周囲の環境に配慮する、へんな姿勢で目を酷使しないなど、まずは視力をとりまく環境や仕事のやり方などをチェックし、視力低下を起こす原因を取り除きましょう。さらに、ちょっと疲れたときには無理をしないで目を休め、疲れが慢性化するのを防ぎましょう。
メガネとコンタクトレンズを使い分けましょう
それほどひどくない近視であれば、デスクワークの時などはメガネやコンタクトレンズで矯正しないほうが、人によってはかえって目が疲れないはずです。0.2〜0.3ぐらいの視力なら、書類を読んだりパソコンワークをしても十分にピントは合うはずです。
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メガネ |
コンタクトレンズ |
| 長 所 |
眼球の表面が乾きにくく、眼球を傷つける危険性が少ない |
メガネよりも広い視野が見える |
| 短 所 |
視界が限られる
頭痛や肩こりを起こしやすい
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取り扱いに注意しないと、眼球を傷つける可能性がある |
老眼は個人差がある
老眼はだいたい40歳代半ばぐらいから始まりますが、始まる年齢や進行の仕方にはかなりの個人差があります。近くの物が見にくくなった、新聞を読むとき遠く離して読んでいる自分にふと気付くなど、自覚症状が出てきたら早めに眼科で視力検査を受けましょう。老眼とわかったら自分に合う老眼鏡を作りましょう。誰しも歳をとったことを自覚したくはありませんが、老眼なのに老眼鏡を使わないでいると近視の症状がどんどん進み、さらに無理を重ねると老人性白内障を進ませることになりかねません。
※老人性白内障とは、歳を取って起こる病気で目の中のレンズ(水晶体)が濁って見えなくなる病気です。
レーザー手術による近視の治療
最近のレーザー技術の進歩によって注目を集めているのが、レーザーで角膜表面を削り、角膜の屈折率を変えて近視を矯正する手術です(レイシック)。プロゴルファーのタイガー・ウッズが受けたことから、より一般に知られるようになりました。 0.1以下の強度の近視が1.5ぐらいまでに回復することもあって期待されている技術です。ただし、現在では保険の適用外ということもあり相応の治療代がかかります。また専門医の技量と熟練によって差があり、逆に視力が低下したり、重大なトラブルの可能性さえあるので信頼のおける専門医を選んでリスクもあることも念頭に起きましょう。
体の病気かも
視力低下の原因として他に考えられるものには、虹彩炎(こうさいえん)という目の茶色い部分の炎症や、角膜炎という黒目の炎症などもあります。目の障害によるもの以外では、低血圧、更年期障害などがあります。これらがもとで視力が低下している場合は、原因となる病気が治れば視力は回復します。
気になる症状については、一人で判断をせず、お近くのクリニックまたは病院で検査をして下さい。専門家の意見や判断を仰ぐことをお勧めします。 |