足のむくみは血液の循環をよくすること
 夕方になると足がむくむという人は多いようです。これは血液循環やリンパの流れが、何らかの理由で滞って体内の余分な水分がうまく排出されないために起こります。その原因のひとつとして考えられるのは、靴のサイズが合っていないこと。ヒールの高い靴や小さすぎる靴は血液循環を悪くし、足にとって大きな負担となります。足がむくみやすい人は、日頃からスニーカーなど足に負担がかからないような靴を履くようにしましょう。
疲れによるむくみには、入浴やマッサージが効果的
疲れで足がむくみやすい人は、シャワーで済ませず、湯船に浸かるようにしましょう。さらに湯船に浸かっているとき、ふくらはぎを揉んだり、マッサージしたりすることで、翌朝のむくみが軽くなります。足裏のマッサージやツボ刺激、青竹踏みなども効果があります。疲れで体が全体的にむくんでいるような時は、入浴して汗をかくと効果的があります。ただし、病気が原因のむくみの場合は別です。
足のむくみの原因は
寝不足、うつ伏せ寝、塩分・水分の摂り過ぎからも足がむくむことがあります。これらは一時的なものですから、水分が排泄されれば大半は治ります。生理前、自律神経のバランスが崩れた場合、体の冷えなどもむくみの原因となります。低血圧で貧血気味の人はむくみやすいもの。日頃から散歩や運動をして、血液の循環を良くしましょう。入浴やマッサージなども効果が高く、冷え性の人は足を冷やさないように心がけましょう。
冷房病に気をつけましょう
夏場、暑さからいつもよりたくさん水を飲むことも多いでしょう。知らず知らずにビールやスイカ、かき氷など、水分摂取が増えるものです。水分を多めにとると、その分たくさん排泄されるもの。しかしエアコンの効いた部屋で終日過ごしていると、汗をかかなくなります。その分体内に蓄積されて、むくみとなって現われることがあります。さらに体がだるい、頭が重い、肩が凝るなどの症状も現われます。早足で歩くなど体を動かしたり運動をして汗をかくと、ほとんどは治ります。
就眠前に水分を摂り過ぎない
お酒を飲み過ぎた翌日は、顔にむくみが出やすいもの。これは肝臓の機能が低下していることと、摂取した水分が十分に排出されていないことが原因です。お酒に限らず、寝る前にたくさんの水分を摂ると、それがむくみの原因になることがあります。特に夏場、クーラーを一晩中かけて寝ると、汗をかかないため体内に水分が溜まった状態になりがちです。むくみがちな人は、就寝前2時間は食事はもちろん、水分も出来るだけ控えるようにしましょう。
炎症やアレルギーでも
局所的なむくみで痛みを伴うものは、炎症によるものか感染症、火傷などが原因と思われます。また、静脈炎、静脈血栓症の場合、むくみのある部分に血管に沿って痛みを感じる場合もあります。かゆみを伴う局所的なむくみは、アレルギーなどが原因と考えられます。
全身のむくみは病気のサイン
体が全体的にむくんでいるようなら、水とナトリウムの排泄機能が弱くなる腎臓病、心臓のポンプ機能が低下して静脈に血液が溜まる心臓病など、重大な病気のサインかもしれません。腎臓病の場合はまぶたなど顔からむくみ始めてやがて全身へ、心臓病の場合は足から全身へとむくみがひろがります。そのほかに、たんぱく質不足で起こる低たんぱく血症、甲状腺機能低下症などにより全身のむくみがでることがあります。また妊婦の場合、妊娠中毒症でむくみが起こる場合があります。妊娠期の後半に、熟睡したにも関わらず翌朝に足がむくんでいるようなら、産婦人科の診断を受けましょう。
指でむくみを押してみる
むこうずねを骨にむかって指で30秒ほど押してみて下さい。皮膚のへこみがすぐに戻らないようであれば、何らかの病気によるむくみの症状が疑われます。しかも病気はかなり進行している可能性もあります。息苦しい、動悸がする、体重の増加、腹水(お腹の張る感じ)、黄だん、高血圧、尿の異常、目の下やひざ下にはれぼったい感じがあるなどの症状を伴うときは、すぐに医療機関で診察を受けましょう。
治療と手当
むくみの症状は、何らかの病気が原因であれば、まずその治療が第一となります。さらにむくみの元となる水分と塩分の制限が必要です。塩分を摂ると、のどが渇き水分が欲しくなりますので注意しましょう。むくみがひどい場合には利尿剤を使うこともあります。ただし、副作用がでることがありますので、個人の判断で市販薬を飲むのは危険です。必ず医師の処方に従って服用しましょう。
気になる症状については、一人で判断をせず、お近くのクリニックまたは病院で検査をして下さい。専門家の意見や判断を仰ぐことをお勧めします。 |