男性の25〜50%がなる前立腺炎
おしっこの回数が多い、出すときに痛みがある、出しても残っているような感じがあるというとき、まず一番多いのは前立腺炎です。これは大腸菌などの感染によるもので、男性の25〜50%が一生に一度は経験するもの。微熱が出て激しい痛みにおそわれる急性のものと、少しずつ症状が出る慢性のものがあります。これになったら泌尿器科では抗生物質、抗菌薬、肛門マッサージなどの治療を受けてください。仕事中にトイレにしょっちゅう行くのは人目がはばかられるものですが、尿は我慢しないほうがいいですよ。
治療法が進んできた前立腺肥大症
年令とともに尿の勢いが弱くなり、お腹に力を入れないと尿が出ないこともありますが、これは前立腺肥大症の症状です。前立腺は50代ぐらいから肥大しはじめ、70代までには約90%の人に肥大が見られます。自然な老化現象なのですが、3人に1人は治療が必要です。泌尿器科では排尿をスムーズにする薬を処方しています。症状が重くなると、カテーテルを尿道から差し込んで前立腺を切り取る手術をしますが、わずか数日の入院ですみます。酒を飲み過ぎたり、デスクの前に座りっぱなしでいると、症状がひどくなる原因になるので、おつき合いはほどほどに、お昼休みには外を歩くなどしましょう。
排尿のときに強い痛みが襲う尿道炎
下の衛生状態が悪いとなりやすい尿道炎は、ぶどう球菌やクラミジアが原因です。仕事の上でなることはあまりありませんが、体を清潔に保つことが予防のポイント。屋外で仕事をする人は、面倒でも汚れた手をきちんと洗ってからトイレをする習慣を。また過労や風邪をそのままにしておくと、なることもあります。症状が出始めると、はじめは排尿のときちょっと痛いぐらいでも、数日のうちに白い膿が出て強い痛みにおそわれ、とても仕事どころではなくなります。尿ができなくなると危険なので、ためらわずに急いで泌尿器科で治療を受けましょう。
血尿、たんぱく尿が出たら腎炎の疑い
朝起きてひげをそっているとき、なんとなく顔がむくんでいるなと思ったら尿にご注目。なんとなく尿が少ない気がする、血尿やニオイのするたんぱく尿が出るというなら腎炎かもしれません。これは女性よりも男性がかかりやすいもので、風邪などが原因でなります。若い人がなりやすいので、「風邪ぐらい大丈夫」とあなどって無理をするとやられることも。普段から睡眠不足や栄養不足になっている、20代独身のワーキングパーソンは気をつけてください。たんなる疲れとあなどって、これを放置すると腎不全や尿毒症に進展してしまうこともあります。 |