失敗がおしえる「なりたい自分」への道
学生時代は、とかく「なりたい自分」と「現実の自分」に大きなギャップがあるもの。自信やプライドだけは人一倍高いのに、実力がそれに追いついていかなくて、もどかしい思いをすることもあるでしょう。本当に納得のいく結果を得るためには、ある程度時間をかけていろんなことを経験し、年令を重ねないとできないこともあります。今すぐ「なりたい自分」になれなくても、なるべくそれに挑戦していく勇気を持ちましょう。何でも完璧にやろうとしたり、恥をかきたくないからといって、失敗をおそれないでください。失敗を繰り返すことで、いろんなことへの理解が深まり、かえって将来の大きな自信につながるものなのです。
まずは一歩、踏み出そう
将来はこんなこともしたい、あんなこともしたいと夢がふくらむ学生時代。社会で成功している人たちが、はなやかにマスコミに登場すると、「自分もいつかああなってやる」と、心ひそかに思う人もいるでしょう。しかし夢と現実の就職とのギャップは、想像以上に大きいかもしれません。就職活動をしなければいけない時期にきても、なんとなく夢にこだわるあまり行動をおこせない人もいるかもしれません。今はさまざまなライフスタイルが可能な時代です。「夢はこれだけ」ということにしばられずに、まずは人生の一歩を踏み出しましょう。時間はまだ、たっぷりあるのですから。
憧れの職業に近いアルバイトを
こんな職業につきたいと、憧れを持っている職業は、いろいろあるでしょう。でも実際にやってみたら、「やっぱり向いていなかったらどうしよう」という不安もあるはず。もし興味のある職業があったら、まずはアルバイトで経験してみることをおすすめします。授業で実習があっても、実際の職場には学校にはないフィーリングやノリがあるもの。それを肌で感じてみて、自分がその職業を本当に好きかどうか、向いているかどうか経験してみましょう。たとえばカメラマンが夢だったら、アシスタントやラボのアルバイトでも何でもいいので、とにかくその職種にもぐりこんでみると、少しはその仕事について理解することができるはずです。
「男らしさ」より「自分らしさ」
「男らしさ」というと、一般に知性的で行動力、指導力があるというイメージがあるようですね。しかし、ちょっと考えてみてください。そのイメージのほとんどは、親など自分以外の誰かが男の子に期待していることかもしれません。あなたは周囲からのそんなプレッシャーを感じて、その期待にこたえられないのではないかと、不安になってしまうのかもしれません。他人が自分によせた期待を、まるで自分が望んだことのように勘違いしていないでしょうか?自分は、その期待に応えることを望んでいるでしょうか?自分自身の心の声に耳をかたむけて、もう一度「自分らしさ」を取りもどして、不安の原因を見つめてみましょう。
独立と依存のはざまで
小学校から15〜19年以上と、長い長い教育期間を終えて、あと数年で学生生活が終わります。親の仕送りはまだもらっているけれども、アルバイトなどで少しずつ社会生活も経験していることでしょう。そんな生活の中で、親の保護から独立したいという気持ちと、社会へ出る不安とで、あなたの心は揺れ動いているかもしれませんね。よく「案ずるより生むがやすし」というように、実際に社会生活を始めてしまえば、意外と学生生活よりも楽しいかもしれません。とりあえず今は自分をよく見つめて、不安を感じている自分を「弱い」と否定するのではなく、「そういう時期も必要かもしれない」と受け入れてあげましょう。
理想の自分は、心の中にいる
何かを達成したいという願望が、逆に「できないのではないか」という不安をつくり出してしまうこともあります。まずは現時点での自分を受け入れて、認めてあげることから始めましょう。私たちは子供のころから「良い、悪い」という周囲の評価を受けてきました。だから自分に対しても、「良い、悪い」という評価をする癖がついてしまっています。でも本当のしあわせの基準は、自分の心の中にあるのではないでしょうか。自分は本当は何を望んでいるのか、まずはそれを見つけることをしてみましょう。
何でも自分ひとりでやろうとしないこと
男性は女性よりも、他人に依存するのをよしとしない傾向があります。人に助けを求めるのは、男らしくないというイメージがどうもあるようです。しかし現実には、世の中ひとりの人間だけでは生きていけません。人と協力したり、助け合ったりすることも必要です。悩みや不安、失敗を、なんでも自分ひとりで解決しようとしていませんか。やせ我慢、武士は食わねど高ようじなどという言葉がありますが、ある日ポッキリ折れてしまうのも、そういうタイプ。男の美学に酔いしれるのも、時と場合によってはよくないこともあります。
心よりも正直な体
自分では大丈夫だと思っていても、心の問題が原因で、知らないうちに体に不調が起きていることもあります。男が不安や恐怖といった感情を表に出すのは恥ずかしいこと、というイメージがあるようですが、そうしたものを抑圧してためこんでおくと、心よりも先に、体に反応が出てしまうことがあります。はっきりとした病気ではないのに、熱が出たり、めまいがしたりする自律神経のバランスの崩れ。あるいは不安からくる過敏性大腸症候群や十二指腸炎などもあります。またほかの心身症や神経症の症状が出ることもあります。心あたりのある人は、心療内科、神経科、精神科などで一度相談してみましょう。 |