ひきこもり

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ひきこもりについて

ひきこもりとは

近年、ことに社会問題となっている「ひきこもり」。専門的には「6ヶ月以上自宅にひきこもって社会参加をしない状態が持続しており、ほかの精神障害がその第一の原因とは考えにくいもの」と定義されています。男女双方に見られますが、思春期の男子や青年に多い傾向があり、一説にはひきこもりの人口は全国に数十万人ともいわれています。ひきこもりの程度は、親ともほとんど口をきかず、用事がすめばすぐに自分の部屋にひきあげるといった状態から、部屋にこもりっきりで親とは筆談、食事を自分の部屋の前まで運ばせるといった状態までさまざまです。ひきこもる場所は両親と同居している自宅に限らず、1人暮らしのアパートに閉じこもってしまう場合もあります。

挫折や人間関係の悩みからひきこもりに

あらゆることがひきこもりの原因となります。例えば、「以前は成績がよかったが、友人に追い越された」「兄弟の成績が上がって、家庭内での立場が逆転した」、あるいは「親に干渉されて希望する学校に入れなかった」「社会に出てもなりたいものがない」「気のあう友人ができない」など。挫折した人や目標を失っている人、人間関係に悩みを持っている人が多く見受けられます。なかには、親に干渉されたことをひどく恨んでいるケースもあります。

ひきこもりになりやすい性格

性格としては、弱い面がある一方で、プライドが高いのが特徴です。自分の実力以上に、高望みをしている人が多い傾向があります。ひきこもることによって、弱くて平凡な能力しかない自分の姿が世間にさらされるのを防いでいるということもあるでしょう。また、兄妹がいる場合には、兄妹に対してやっかみを強く秘めていることがあり、ほかの兄弟は両親に偏愛されていると感じていることもあるようです。

軽いひきこもりの人への家族・友人の対応

ひきこもりの程度が軽い人は、家族以外の外部の人とほそぼそながら連絡をとり、ときには友人と会うために夜間に外出することもあります。もしも、友人の立場になったときは、ぜひ話し相手になってあげてください。ひきこもりの人は、親に対して「勝手に自分の部屋に入るな」と言うものです。しかし、その部屋は本人のものではなく、親が部屋として与えているものなのですから、両親は部屋に出入りする権利を当然もっています。この点を説明するだけで、軽いひきこもりの人は納得することも少なくありません。

早い時期に精神科などの専門機関へ

ひきこもり状態の人は、昼夜逆転の生活となり、イライラや憂鬱などを示します。家族や他人への不信感から暴力をふることも多く、自分の体を傷つける自傷行為や自殺未遂を起こすことも。家族の力だけでは解決できないケースも多く、対応を間違えると状況を悪化させてしまうこともあります。ごく一時的なもの以外は、早めに精神科などの専門医に相談したほうがいいでしょう。ひきこもりの中には、薬物が効果的な場合もありますから、その見極めのためにも精神科の受診をすすめます。本人が受診するのはなかなか困難なので、まずは家族が医療機関に相談に出かけて、いっしょに対策を考えてください。

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