まばたきの役目
まばたきは、まぶたを囲んでいる薄い筋肉を収縮させておこなわれます。この筋肉が収縮すると、まぶたの裏にある分泌口から涙がでて、目の表面がうるおいます。まばたきは、ワイパーの役割もしています。このとき、目の表面についたゴミや汚れもいっしょに運び去っているのです。まばたきをしなければ、たとえ涙が分泌されても、目の表面はうるおわず、ゴミや汚れは残ったままになります。
まばたきをしないと、涙がたまる
分泌された涙のうち、蒸発するのは約10%といわれています。残った涙は、目頭の上下にひとつずつある、排出口から鼻へと抜けていきます。涙が排出される過程にも、まばたきがかかわっています。まばたきをすると、ポンプ作用によって、たまった涙が排出口からでていくのです。まばたきがなければ、涙は目の下側にたまる一方になってしまいます。
ゴミや汚れ、眠くなると、まばたきは増える
目の表面にゴミや汚れがついたとき、まばたきは多くなります。だから、ほこりっぽい場所、風が強いときなどは、まばたきが多いのです。また眠くなったときにも、まばたきが多くなることがあります。これらは一時的なものなので、ゴミや汚れがとれた後、眠った後には、自然に元に戻ります。またゴミや汚れが気になるときに、目を強くこすらないようにしましょう。目を傷つけることにもなりかねません。
脅迫や不安から、まばたきが増える
しようと思わないのに、まばたきをしてしまう。しかも短い時間に繰り返しまばたきをしてしまう。こんなときは、チックという病気が考えられます。この病気は、目のほかに、首を振る、肩をすくめる、顔をゆがめる、口をとがらせる、などのしぐさが多くなることもあります。原因ははっきりとしていませんが、遺伝、中枢神経の異常から起こると推測されています。誰かに脅迫されているように感じたり、強い不安を感じたりしたときに起こることが多いようです。幼児や児童に多い病気ですが、成年になって発症することもあります。
目薬は、防腐剤の入っていないものを
減少した涙を補うために、目薬をさす人をよく見かけます。目薬は、防腐剤の入っていないものがいいでしょう。なぜなら涙の分泌が不足すると、防腐剤を完全に洗い流しにくい状態になり、目に残った防腐剤が、角膜を傷つけることがあるからです。ドライアイ用の目薬の中にも、防腐剤の入っているものといないものがあります。できれば防腐剤の入っていないものを選び、また使用期限にも注意しましょう。
長引くチックは、カウンセリング療法で解決する
一時的にチック症状が起こることは、珍しくありません。特に心を傷めているような問題がなければ、まず心配ありません。心を傷めているような問題があるときや症状が長引くときは、専門家の助けが必要です。多くの場合、治療は精神科医ではなく、心理療法士やカウンセラーの手にゆだねられることが多いようです。原因となる悩みを引き出し、解決へと導いていくのです。精神保健センター、保健所、大学の心理相談室、民間のカウンセリングルームなどに相談するといいでしょう。
気になる症状については、一人で判断をせず、お近くのクリニックまたは病院で検査をして下さい。専門家の意見や判断をあおぐことをおすすめします。 |