手作り料理を食べていますか?
朝食抜きで学校へ、昼はハンバーガーセット、夜はテイクアウトのお弁当。「人よりたくさん食べているわけではないのに、人より太る」と首をかしげる人は少なくありません。ちょっと振り返ってみてください。スナック菓子を間食していませんか?夜食にインスタント食品を食べていませんか?昨日も、その前日も、また前日も、手作り料理を食べていないのではないですか?こうした食生活は、外食症候群と呼ばれ、特に一人暮らしの人に多いようです。気がついたら太りだしていたという人は、外食症候群になっていないか、ちょっと食生活を振り返ってみましょう。
朝食抜き、昼夜外食、夜間の食事が、太らせる
朝食を抜くと、太りやすくなります。エネルギーが蓄積されやすくなり、反動で昼食や夕食の量が増えるからです。また外食は、どうしても栄養のバランスが偏りがちです。カルシウム不足でイライラ。ビタミン不足でだるい。その結果、イライラから過食に走ったり、だるさから体を動かすことが億劫になったりして、太りやすくなるのです。また就寝前の遅い食事も、肥満の原因となります。寝る前に食べると、睡眠中に必要なエネルギー量は少ないですから、残りは脂肪になって体内にたまっていくのです。
本当に、太っているの?
「私は太っている」と思っていても、他人から見ると太っていないことは、案外多いものです。太っているかどうかは、体脂肪の量で決まります。正確に測る機会がなければ、計算式でも一応の目安はつきます。標準体重は、身長により差が出るBMI方式が一番普及しています。細身でスラリとした体型に憧れる気持ちはわかりますが、無理なダイエットは、健康ばかりでなく、美容にもよくありません。ダイエットは、体の状態と相談しながら、本当に必要なのかどうか、ほどをわきまえることが必要です。マスコミや一部週刊誌、雑誌にまどわされない本当の自分をみつけましょう。
太る太らないは、体質にもよる
太りやすい体質と、太りにくい体質とがあります。人によって、食事の消化・吸収率、エネルギー消費率に差があるからです。食べ物を消化・吸収しやすい人、エネルギー消費量の多い人は、同じ量を食べても太りにくいのです。また脂肪細胞の数が多い人も、太りやすいです。脂肪細胞の数は、赤ちゃん時代と思春期に増え、大人になってからはほとんど増えません。したがって赤ちゃん時代に太っていた人は、太りやすいといえます。さらに、家族が太っていると、太りやすいようです。しかし、この原因は遺伝というより、その家庭での食生活のほうが大きいようです。
健康的にダイエット<その1>
太りすぎを防ぐには、食生活を改善することが第一です。1日3食きちんと食べる。甘いものは控える。女性の脳は、甘い物好きにできています。ケーキ1個は、ごはん1〜2杯ぶんのカロリーになります。また、料理は薄味にすること。濃い味付けは、つい食がすすんで食べ過ぎてしまうもとです。さらに、脂肪は少なめに。ただし、脂肪があると満腹感が持続しやすいので、まったくとらないことが逆効果になることもあります。揚物なら少しでも油分を含みにくい唐揚げに。動物性脂肪のバターは植物性脂肪のマーガリンにして、ほどよく摂取するようにしましょう。
健康的にダイエット<その2>
ゆっくり食べることも大切です。脳が満腹感を感じるのは、食べてから30分後のことです。早く食べると、お腹がいっぱいになっても、脳はまだ満腹感を得ることができないので、さらに食べ続けることになりがちです。「早食いは太る」といわれるのはこのためです。またスナック菓子は、カロリーが高いのに、お腹にたまりにくいので、ついつい食べ過ぎてしまいます。また、カロリーが高いのはアルコールも同じです。調子にのって飲み過ぎると、体重計の仕返しが待っているかもしれません。食事を控えるより積極的に運動することが、ダイエット効果を高めるのは、いうまでもありません。ちょっとした工夫次第で病気の予防にもなります。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
日本肥満学会では、BMI指数が25以上を肥満としています。なお、病気になる割合が最も少ないBMIが22なので、健康面からみて理想的な体重すなわち標準体重は、身長(m)×身長(m)×22の式で求めます。
気になる症状については、一人で判断をせず、お近くのクリニックまたは病院で検査をして下さい。専門家の意見や判断をあおぐことをおすすめします。 |