風邪?花粉症?どっち?
突然くしゃみをしたと思ったら、鼻水が出てきた。鼻水が止まらないのに、鼻の通りが悪い。こんな症状なら、風邪または花粉症が考えられます。花粉症であれば鼻のほかにも、目がかゆくなったり、涙が止まらなかったりすることがよくあります。ところが必ずしも、目の症状が伴うとは限りません。気持ち悪いのは鼻だけ、といったこともあるようです。風邪と花粉症を見分けるポイントは、熱です。38度台の熱があれば、まず風邪でしょう。ただし微熱の風邪もあります。花粉症も熱っぽくはなりますが、あくまでも微熱程度なので区別しにくいケースもありますが、見分けるポイントは熱といってもいいかもしれません。
日本で多いのは、スギ花粉症
花粉症の不快な症状は、鼻や目の粘膜が入り込んできた花粉に対する拒絶反応(アレルギー)からおこります。空気中に飛んでいる花粉の種類は、数え切れないほど多いものです。そのなかで、花粉症の原因となる種類は、約50種類。そのなかでも、日本人に最も多いアレルギーは、スギ花粉によるものです。スギ花粉が飛び交う2月下旬〜6月下旬は、モゾモゾ、グズグズ、ハックションを連発する人が多くなります。日本で花粉症といえば、スギ花粉症のことだと思っても間違いないほどです。
アトピー体質の人、親が花粉症の人は、要注意
去年まで平気だった人が、突然、花粉症になることは珍しくありません。つまり、絶対安心という人はいないのです。ただし、かかりやすいタイプはあります。アトピー性皮膚炎になったことのある人と、親が花粉症の人です。これらの人でも、吸い込む花粉の量が少なければ、症状がでることはありません。花粉が舞う時期にはマスクなどをして、少しでも吸い込まないように工夫しましょう。
花粉カレンダーを入手して、早めの対策を
予防は、遅くても花粉が飛び交う2週間前から始める必要があります。花粉が飛び交う時期は、地域によって少なからずズレがあります。地域によって、いつ花粉が飛び交うかを調べた花粉カレンダーというものがあります。耳鼻科などで入手できるようですので、参考にして早めに予防するようにしましょう。一般に、暖冬の年は、早い時期から花粉が飛び交うようです。また、7〜8月に25度以上の日が続いた年は、翌春に飛び交う花粉量が増える傾向にあります。シーズン中の要注意日は、カラリと晴れた、南風が吹く日です。
外出時は、マスク・メガネ・帽子を着用する
要注意日にはできれば、外出をさけ、午後3時ごろまでは窓を締めきるようにしましょう。外出したときは、室内に花粉を持ち込まないようにすることです。マスクのほかに、メガネ・帽子・衣服の上からさらにカバーするものを身につけたほうがいいいでしょう。帰ってきたら最低限、顔や手を洗い、うがいを欠かさないようにしましょう。
花粉以外のものでアレルギーを起こす、アレルギー性鼻炎
花粉症と間違えやすい症状に、アレルギー性鼻炎があります。ホコリやダニなどを吸い込むことによって発症し、近年増えつつあります。花粉症は発症する時期がほぼ特定されるのに対し、アレルギー性鼻炎は一年中おこります。花粉症と同じく、予防にはアレルギーを起こす物質を遠ざけることです。マンションなど通気性に悪い住宅では、特に風通しをよくし、寝具やカーペット、畳は、こまめに掃除機をかけることが大切です。
皮膚を鍛え、動物性食品を減らす
花粉症は治療より予防です。まず、皮膚を鍛えること。乾布摩擦や冷水摩擦、お風呂上がりに水を浴びることも効果があります。こうすることで少しぐらいの刺激には、反応しにくくなります。次に、食生活の改善です。肉や牛乳、バターなど動物性たんぱく質や脂肪をとりすぎると、アレルギー性の病気になりやすいという説があります。そのほかの栄養素もふんだんにとりいれ、野菜多め食事を心がけましょう。
気になる症状については、一人で判断をせず、お近くのクリニックまたは病院で検査をして下さい。専門家の意見や判断をあおぐことをおすすめします。 |