主婦のめまい

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めまいがする

どのタイプですか?

ひとくちにめまいといっても、いくつかのタイプがあります。代表的なものが、遊園地のコーヒーカップに乗っているようにグルグルまわる「回転性のめまい」と、雲の上にいるようにフラフラするような「浮遊性のめまい」です。前者は、耳の障害が原因と考えられ、激しい吐き気をもよおすこともあります。後者は、血圧の調節障害や脳の障害が原因で起こると考えられ、立っていられないほどではありませんが、比較的長く続くことが多いようです。また、立ち上がった瞬間にクラクラッとくる「立ちくらみ」、立ったり歩いたりしているときにふらついたり左右に揺れる平衡感覚の一時的障害もあります。

低血圧の人はめまいがおきやすい

女性に特に多いのが、低血圧が原因で起こるめまいです。フラフラとしためまい感があり、だるく疲れやすくなります。同時に、頭痛や肩こり、耳鳴り、動悸、息切れなど複数の症状を伴うこともあります。しかし、体質的に低血圧の場合は、特に治療の必要はありません。血圧がさらに下がらないよう、栄養バランスのとれた食事をとり、適度な運動と十分な睡眠をとって、規則正しい生活をすることで改善できます。ただし、本来、低血圧の体質ではないのに、血圧が下がった場合のめまいは特に注意が必要です。できるだけ早く受診しましょう。

同時にある症状や状態が診断の決め手

めまいが起きたとき、たいていは気分が悪くなり、嘔吐、顔面蒼白、発汗などを伴います。また、耳鳴りや難聴などがあらわれることもあります。手足がしびれる、口がもつれる、目がかすむといった症状が起こることもあります。めまいが起きる状態も、後ろをふり返ったとき、体を横にしたとき、起きあがったときなどがあります。どんな症状かを正確に把握することは、原因を特定する重要なポイントとなります。さらに、まためまいが起きるのでは、という不安感がある場合も医師に伝えましょう。

こんなときには病院へ

突然に激しいめまいがした、何度もおきる、めまいとともに手足のしびれや皮膚感覚の異常などがあらわれる、しばしばつまずいたり転んだりする、といった症状がある場合には専門医にかかりましょう。問診が重要ですので、お医者さんに症状を的確に伝えられるよう、めまいに関する日記をつけるといいでしょう。吐き気や嘔吐は、数日後にでてくることもあります。体やまわりがフワフワする浮遊性のめまいも、脳の病気が原因のことも少なくありません。こんなときは、はっきりした自覚症状がでにくく、重大な病気の可能性もありますので、注意が必要です。高血圧や糖尿病などの持病のある人は、まず、かかりつけの医師に相談しましょう。

診察時に注意したいこと

普通は耳鼻咽喉科へかかります。大学病院などには、めまい専門の「めまい外来」のあるところもあります。探してみましょう。心因性の場合には、心療内科や精神科で診てもらってもよいのですが、まずは、身体的な検査をおこなうため、耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。めまいの場合は、目の動きを診ることになりますので、的確な診察を受けられるようノーメイクで、特に目の周りのメイクはさけましょう。歩行検査をすることも多いので、歩きやすい服装を。短すぎるスカートや、すその長すぎるスラックスなどは望ましくありません。

血圧の高い人ほど要注意

立ち上がった瞬間にクラクラッとしたり、長く立っていて突然目の前が暗くなったりするのは、急激な血圧低下のためにおきるめまいで、起立性低血圧症あるいは起立性調節障害ともいいます。体内の血圧の調整がうまくいかないために起こるもので、いわゆる自律神経の働きが鈍くなっているのです。自覚症状が軽い場合は、横になっていれば回復するので、特に治療の必要はありません。日常生活を見直し、規則正しい生活を心がけることで解消できます。特に注意が必要なのが高血圧気味の人で、頻繁に発症し、ほかの症状も気になるときは、医師の診察を受けましょう。

ストレスが原因なのかも

身体的疾患がこれといってないのに、めまいがおさまらない場合、考えられるのはストレスによる自律神経の機能低下です。また病気が原因でも、心身のストレスで悪化したり繰り返すこともあります。ストレスが原因の場合には、頭痛、肩こり、耳鳴り、胃痛、あるいは目の疲れや体の疲れなど、ほかの症状を伴っていることがほとんどです。ストレスの影響がひどい場合には、不眠や食欲不振といった症状、さらにはうつ病の可能性もあります。休養をとっても、それらの症状がよくならない場合には、自律神経を正常に戻す処置が必要です。

貧血の可能性も

めまいの原因として貧血も見逃せません。不規則な食生活やダイエットなどで、日本の成人女性の約半数が貧血予備軍といわれているほどです。貧血とは、血液の中に含まれる血色素(ヘモグロビン)の量が少なくなって、体内に酸素が十分にいきわたらない状態のことです。こうなると、各臓器が酸欠状態となり、脳が酸欠になると「めまい」の症状をおこします。貧血の場合は、このほかに息切れ、動悸、だるさ、疲れやすいなどの症状を伴います。

めまいが起きても慌てないこと

めまいはいつ、どこでおきるかわかりません。外出中におきたときは、倒れてケガをしないように頭をもたれることのできる場所を見つけて、なるべく楽な姿勢をとり、落ち着くまでじっとしていましょう。めまいが起きたとき、できれば横になったほうがいいでしょう。体を締めつけるものをはずし、何回か腹式呼吸を繰り返します。めまいが軽くなってきたら、なるべく早く起きあがって体を動かすようにしましょう。いつまでも寝たままでは、めまいはなかなか治りません。

目がグルグルまわるときは耳の障害が原因かも

突然、激しいめまいにおそわれ、天井や周囲がまわるような感じがして、歩くことも立っていることもできなくなる。こんなときはまず頭を動かさないようにしましょう。原因としては、耳の障害が考えられます。一番考えられるのはメニエール病で、片側だけの難聴や耳鳴りを伴い激しいめまいがするのが特徴です。ほかに吐き気や頭痛、冷や汗などの症状を伴うこともあります。このほか、メニエール病ほど症状は重くありませんが、同じような症状がでるものとして内耳炎や急性中耳炎があります。いずれにしても、グルグルまわるめまいは、耳の障害による可能性があります。早めに耳鼻科を受診しましょう。

めまいの治療法

めまいの原因はさまざまなので、原因に応じてさまざまな治療法があります。薬物療法、平衡機能の訓練のほか、生活指導や心理療法などがあります。抗めまい剤のほか、症状によって抗不安剤や抗うつ剤、ビタミン剤や神経代謝ふかつ剤、ホルモン剤、血流改善剤などが処方されます。いずれにしても、すぐに治るというものではないので、じっくりとり組みましょう。とりわけ「自分で治す」という気持ちが、治療効果を高めます。

気になる症状については、一人で判断をせず、お近くのクリニックまたは病院で検査をして下さい。専門家の意見や判断をあおぐことをおすすめします。

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