便秘

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便秘がひどい

急性のものと慢性のものがある

便秘は、圧倒的に女性に多いもの。また、あまり人には言わないので分かりにくいですが、かなり多くの人が、便秘の悩みをかかえています。いまでは女性と便秘は、切っても切れない間柄といえるほど身近なものになっています。便秘には2種類あって、生活の変化や病気が原因で起こる一過性の急性便秘と、私たちがよく「私、便秘症なの」という慢性便秘です。旅行先など環境が変わったために起こる一過性のもの、腸の働きが弱すぎたり強すぎたりして起こる便秘症は心配ありませんが気をつけなければいけないのが、何らかの病気が原因の便秘です。

急に便秘になった場合は、要注意

今まで便秘なんてしたことがなかったのに急に便秘になった、以前から便秘がちだったけれど、最近特にひどくなった、どんな解消法を用いても便秘が治らない。このような場合は早めに医師の診察を受けましょう。特徴は、腹痛を伴うことが多いことです。もっとも危険なのは、腸閉塞です。お腹が張ってきて、さらに腹痛と吐き気がある場合には、急いで病院へ行きましょう。大腸がんや大腸ポリープ、大腸癒着、子宮内膜症などの病気も考えられます。なかでも近年増加の傾向にある大腸がんは、便秘のあとに下痢と便秘が交互におこります。

すぐ薬に頼るのは考えもの

慢性便秘の人の大半は、便秘薬を常用していることでしょう。便秘歴10年、20年なんて人もいるほどです。ただ、長く便秘薬を常用していると、薬の刺激に腸が慣れてしまって、多量に飲まないと効かなくなってしまうことも少なくありません。薬の刺激で腸の働きがどんどんにぶくなって、さらに薬の量が多くなり、薬がなくては腸が働かないという、悪循環に陥ってしまうのです。これでは一生、便秘薬と縁が切れないばかりでなく、大腸にとっても正常なことではありません。どうしても困ったときだけ便秘薬を使うように、まずは便秘にならない体質づくりにとり組みましょう。

腸を元気にするために

腸の働きが悪いと、大腸に便が長くとどまり、便の水分がどんどん吸収されてカチカチの便ができてしまいます。こうなるとひどい便秘になってしまいます。便秘を解消するには腸の働きをうながすことが不可欠です。そこで、腸を元気にさせる方法を教えしましょう。

腹筋を鍛える 便を押し出すには腹筋の力が必要です。腹筋を鍛えるための体操や、腹式呼吸をしましょう。また、できるだけ歩くことで、腹筋を鍛えることができます。無理なく毎日続けるようにしましょう。
きちんと食事をとる 食べ過ぎは腸に負担をかけるため、よくありませんが、食べなさすぎも問題です。ある程度の量の消化物が入ってこないと、腸は十分に働きません。食事は規則正しく、特に朝食は、その日の腸の活動を開始させることになるので、欠かさずとりましょう。
食物繊維をたっぷりとる 食物繊維は水分を吸収して便の硬さを調節し、便意の情報を伝える役割があります。食物繊維が不足すると、便意もおこりづらくなります。
水分を多めにとる 食物繊維の多い食材や、便秘用食品をとっている場合は、その分多くの水分を吸着しますので、自分で飲みたいと思うより多めに水分をとりましょう。朝、起き抜けに冷たい果汁や牛乳を飲むのも効果的です。
我慢しないで、
出したいときに出す
したいと思ったときに出さないと、便意を感じなくなってしまいます。一日一度の排便を習慣づけるためにも、我慢は禁物です。

ストレス性の便秘に、便秘薬はタブー

お腹がゴロゴロと鳴り、おならがよく出て、コロコロした便が出たことはありませんか?これは痙攣性便秘と呼ばれるもので、ストレスや疲労が原因でおこります。ストレスがもとで大腸が過敏に反応し、けいれんをおこして大腸が収縮するために、便がスムーズに通らなくなる便秘です。ストレス性の場合は、便秘薬を使うとさらに腸が緊張してしまうため、かえって悪化することもあります。薬は使わずに、できるだけストレスの解消に努めましょう。長引くときは、医師の診察を受けたほうがいいでしょう。

痙攣性便秘に効果のある肛門シャワー

便秘には、ストレスなどによって大腸が緊張して起こる痙攣性便秘と、大腸や腹筋の力がおとろえて起こる、弛緩性便秘があります。痙攣性便秘に効果があるのが、肛門に熱めのお湯をかける、肛門シャワーです。肛門を刺激して自律神経の働きをよくしながら、便を出やすくさせるものです。緊張している肛門の周りをほぐすようにトントンとたたく肛門たたきもいっしょにすると、さらに効果的とか。一度試してみてはいかがでしょう。

便秘薬の上手な選び方

便秘薬には、腸の粘膜を刺激して排便をうながすタイプと、便の容量を増やして押し出すタイプのものがあります。確実に排便したい場合は刺激性のものが効果的ですが、その分強力で、使い続けていると身体がそれに慣れて服用量が増える場合もあります。市販薬の大半はこのタイプのものです。また、便の容量を増やすタイプは、水分量を増やしたり食物繊維で腸を膨張させて押し出すもので、効き目は穏やかです。胃腸の弱い人はこのタイプがおすすめです。

常習性の便秘の人は整腸剤も忘れずに

「便秘薬を飲まないと排便できない」という、いわゆる便秘がクセになっている人も多いのでは?便秘薬は便の出をうながしてはくれますが、便秘を治してはくれません。そこでおすすめなのが整腸剤です。便秘の原因のひとつは、大腸の働きが弱くなっていることなので、慢性の便秘の人は、整腸作用もある便秘薬を使うか、整腸剤を併用すると、大腸の働きが整えられ、便秘になりにくくなります。

腸の働きをよくするお助け成分

スルッと気持ちよく出すためには、大腸の働きがものをいいます。そこで、腸の働きを活発にする成分のいくつかをご紹介しましょう。まずおすすめなのがビフィズス菌乳酸菌の一種で、腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、腸内の善玉菌を増やしてくれます。また、食物繊維は整腸作用があり、便秘に効果的です。アロエもまた胃腸の働きを活発にしてくれ、下剤効果があります。そのほか、キトサンオリゴ糖も腸の働きを整える作用があります。

飲み物を工夫してみましょう

干したドクダミの葉や花を煎じて飲むというのが、民間療法でもっとも効果があるといわれています。キダチアロエも古来より下剤として使われているので、煎じる、あるいは生のままで服用します。桃の白花のつぼみを煎じたもの、ローズヒップ(バラの実)のお茶は、便秘に効果があり、センナは下剤の役割があります。これらが含まれたハーブティーなども、最近ではよく見かけるようになりました。ソフトドリンクやコーヒーや紅茶を、何回か、こうした便秘に効果のある飲み物に変えてみることで、症状が緩和されるかもしれません。ただし、妊娠中は、流産を誘発する危険性があるため、控えてください。

気になる症状については、一人で判断をせず、お近くのクリニックまたは病院で検査をして下さい。専門家の意見や判断をあおぐことをおすすめします。

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