足に合った靴を履いていますか?
足に合わないきつい靴や、ヒールの高い靴など、不快感を無視して履き続けていると、疲れやすく、痛いだけでなく、次第に足の骨が変形してしまいます。外反母趾のきざしは、足の親指が付け根から広がる“開張足”から始まり、次第に親指の中骨が曲がってきて突き出てしまいます。こうなると、かなり痛みを伴います。外反母趾かな、と感じたら、思いきってすぐ靴をかえましょう。そして、症状を見極めて、外反母趾対策を考えていきましょう。
少し余裕のあるサイズを
足に合う靴というのは、キッチリピッタリしているのではなく、歩いたときにもっとも違和感なく自然に歩くことができるものです。靴の中である程度指を動かせる余裕が必要で、足の幅や長さだけではなく、甲の高さや土踏まずのアーチなども重要なポイント。なかでも爪先のかたちが重要です。革靴の場合は、あまりにも革が硬い靴を長時間はき続けると、疲れやすくなります。おろしたばかりの新しい靴は、短時間履いて少しずつ慣らしていきましょう。人間は朝より夕方のほうが足が大きくなっていますので、午後にあわせてきつく感じない靴を選ぶのが肝心です。
悪化すると歩けなくなることも
外反母趾を甘くみてはいけません。悪化すると、歩くこともままならなくなります。それに、ひどい痛みを伴います。素足でいても、ちょっとした日常動作が痛みを生み出すことにもなるのです。重症になると、親指の付け根の関節が脱臼して、親指と隣の指が重なってしまいます。歩行困難や腰痛、内臓疾患も引き起こします。放っておくと症状は進む一方で、治すには手術が必要になります。手術した場合、骨や腱を切って指の位置を戻しますが、リハビリを含めて完治には2〜3ヶ月ほどかかります。こんなことにならない前に、きちんとした処置と対応をしましょう。
外反母趾になりやすい体質もある
足にかかる負荷を吸収するために、足はアーチ構造になっています。足にはかかと、親指、小指を支点にした3本のラインでつないだ、アーチと呼ばれる湾曲があります。足のトラブルを抱えやすい人は、このアーチのラインが崩れているのです。外反母趾になるのは、足に合わない靴を履いているという外的な要因もありますが、もうひとつ、体質や骨格といった遺伝的な要素もあります。家族に外反母趾の人がいる場合は、発症する可能が高いといえます。ただし、このアーチはある程度矯正できますので、足のトラブルを扱う整形外科や、専門知識をもったシューフィッターのいる店で相談してみましょう。
初期の外反母趾に効果的な親指まわし
外反母趾は親指が小指の方に曲がっていくので、なりはじめの段階ならストレッチが効果的です。たとえば両足の親指同士にひもを掛けて引っ張りあったり、親指をつまんでグルグルまわす運動です。一方に曲がっていく骨や関節を柔軟にし、引き戻す効果が期待できます。すぐに治るとうわけではありませんが、続けることで効果がでてきます。また、できるだけ裸足になり、足の指を広げたり曲げたり柔軟にする運動も効果的です。
気になる症状については、一人で判断をせず、お近くのクリニックまたは病院で検査をして下さい。専門家の意見や判断をあおぐことをおすすめします。 |