まず自分を見つめることから
食べ過ぎ、いわゆる過食の原因は、ほとんどがストレスです。ヤケ食いという言葉があるように、摂食による刺激は脳に快感をあたえ、一時的にストレスを解消して、開放感をあたえます。ストレス発散のために、たまには好きなものを好きなだけ食べるということもいいでしょうが、それが日常的なら、ちょっと問題です。自分で感情をコントロールできなくなり、精神的なストレスを抱えたまま過食症や肥満など、いろいろな問題がおこります。そのうちに、食べることでしか精神のバランスを保てない状態になってしまう危険性もあります。過食をやめるには、まず自分の心と向き合い、その根本原因を解決することが必要なのです。自分で解決できないときは、専門医の力を借りましょう。
ストレスから逃げないで
外部から同じ刺激を受けても、人によって影響はさまざまです。ストレスによって過食になる人の多くは、目の前にある問題と真剣に向き合うことをさける傾向にあります。取り組む前から乗り越えられないと思いこんでいることが原因かもしれませんが、過食が一時的な回避策であることは、自分自身、心のどこかで理解しているはずです。そして、そんな自分への嫌悪感から、苦しんでいることでしょう。過食によって胃腸障害や肥満を引き起こすことで、いっそう、罪悪感は深まります。ストレスをいかに乗り越えるか、真剣に取り組まない限り、この苦しみから開放されることはありません。
月経前に、とても食欲がわく
女性の場合、月経前に過食気味になることがあります。これはPMS(月経前症候群)による症状のひとつで、生理の1〜2週間前から不安感、イライラ、頭痛、過度の食欲、むくみなど、人によってさまざまな症状があらわれます。女性の約7割が、生理前にこのような症状を経験していて、なかには日常生活に支障がでるほどの症状に悩まされることも少なくありません。改善するには、日頃から運動をして、血液の循環をよくすること。酸素をいっぱいとり込むウォーキングや水泳などの有酸素運動がおすすめです。また、過度の食欲をおさえるといっても、あまり控えすぎると、かえって症状を悪化させかねません。食べ過ぎはさけながらも、ビタミンやミネラルの豊富な食事を心がけましょう。
発作的に食べ物を口にしていませんか?
時々、発作的に食べ物を口にしたくなって、とりつかれたように食べ物を胃に流し込み、落ち着いたら、今度はトイレに駆け込んで指を突っ込んで吐いてしまう。もし、このような状態なら、過食症の可能性があります。イライラしたり、不安になったり、あるいは孤独に絶えられず、過食によってそうした気持ちを埋め合わせようとしてしまうのです。過食症は、拒食症よりも陥りやすい摂食障害で、特に若い女性に多い症状です。ひどくなると、うつ状態から抜けられなくなり、生きる気力をなくす人もいます。また、過食したあとに吐くために、胃酸で歯が溶けたり、食道炎をおこしたり、けん怠感などさまざまな問題がおこります。ひどくならないうちに心療内科や精神科を受診してみましょう。
日記をつけてみましょう
何が異常食欲の原因になっているのかわからない場合、しばらく食事日記をつけてみましょう。どんなときに食欲が出てきたのか、どんなときについお菓子に手が伸びてしまうのか、食べ終わったときどんな気分なのか、体調はどうなのかなどなど。感じたままに日記をつけて自分の行動を省みるのもひとつの手です。あとから振り返って意外な原因がみつかるかもしれません。日記というと大げさかも、メモ程度でも十分です。まず、思いのままに書いてみましょう。
気になる症状については、一人で判断をせず、お近くのクリニックまたは病院で検査をして下さい。専門家の意見や判断をあおぐことをおすすめします。
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