5〜6ヶ月目ごろからおっぱいのチェック
妊娠するとすぐに、乳房が張ってきます。チクチク痛むような感じがしたり、ふくらむような感じがしたり。これは、プロラクチンなどおっぱいを子育てできる状態にするホルモンが出るためです。たとえ想像妊娠でも同じことがおこります。妊娠5〜6ヶ月ごろになったら、一度産婦人科医のチェックを受けましょう。もし乳首が陥没しているようでも、手で引っ張り出したり、授乳用のゴム器具を使ったりすれば、問題ありません。形のことはそれほど心配いりません。
ブラジャーをするか、しないか?
おっぱいが大きくなるのを妨げないように、ブラジャーをせずに胸は締めつけないほうがいいという意見があります。反対におっぱいがたれ下がるとお乳の出が悪くなるので、ブラジャーはしたほうがいいという意見もあります。いったいどちらが正しいのでしょう?これはいっそのこと、自分の感覚を信頼したほうがいいかもしれません。ブラジャーをしたほうがいい感じがするか、しないほうがいい感じがするか、本人の感じていることが実は正しいということがよくあります。ブラジャーには、体を締めつけない妊婦用のものが市販されています。
しこりには気をつけよう
乳房が張るような痛み、ふくらむような感じは正常といえますが、もししこりを見つけたら要注意。乳房が大きくなるのと、中の組織が大きくなるスピードが合わずに自然にしこりができることもあります。しかし乳汁うっ帯、乳瘤、乳腺炎といったトラブルになっているかもしれません。特に乳首から血が混じったものが出ているようなら、すぐに婦人科の医師に診てもらいましょう。ひどい場合になると摘出しなければならなくなるので、きちんとした検査を受けるにこしたことはありません。
乳房マッサージは母親のためにある?
母親教室では、たいてい乳房マッサージを指導していますが、これは母乳の出をよくするためといわれています。実は医学的にはマッサージをしたからといって母乳が増えるということはないのだとか。でも乳首を吸いやすい形に整えたり、出産後におっぱいの形を回復させたりするには効果があります。マッサージを受けることで、リラックスして満足感を得ることもできるのでいいそうです。助産婦さんなどが乳房マッサージをやっている場合があるので、乳房の張りがきついな、と思ったら一度受けてみるといいでしょう。
産後すぐから母乳で育てる
出産という人生の大イベントを終えてホッとしたら、しばらくは体を休めたいですよね。病院でも出産後の母親を休ませるために、はじめのうちはあまりお乳が出ないような授乳のさせ方をしているところが多いと聞きます。ところがお乳がよく出るようになるか出にくくなるかは、出産後の早い時期にたくさん母乳をあげたかどうかで決まってしまいます。3〜4ヶ月後には、お乳の出も安定してきますから、それまでが勝負どき。乳房の張りを早くなくすため、赤ちゃんのお口まわりの発育にもいいなど、母乳で育てるメリットは大きいのです。
きれいな体をとり戻す授乳
産後は妊婦という看板をおろして、母親はもちろんですが、早くひとりの「女性」としての自分をとり戻したいものです。垂れたおっぱいや、たるんだお腹など、体も早くもとに戻したいですね。母乳で育てると、お母さんの脂肪も赤ちゃんが吸い取ってくれるので、乳房のはりがとれてきれいな形に戻りやすいそうです。また授乳していると、子宮も元の状態に戻りやすくなりますから、きれいな体を取り戻したい人は、なるべく母乳にチャレンジしてみましょう。
乳房は女性のシンボル
子供がお腹にいなくても、子供をつくらなくても、乳房は女性の美しいシンボル。生殖のためやセックスのためでなくても、精神的に女性としてのアイデンティティーや誇りを高める大事なものです。ところが「恥の文化」があるせいでしょうか、特に日本の女性は肩をまるめて乳房をかくすような姿勢で歩いている人があまりに多すぎます。胸をはって歩くことは、呼吸器の病気などの予防にもなります。乳房が大きくなってはるときも、恥ずかしいことではないですから胸をはって歩きませんか?
気になる症状については、一人で判断をせず、お近くのクリニックまたは病院で検査をして下さい。専門家の意見や判断をあおぐことをおすすめします。 |