気になる動悸
健康な人は、自分の心臓の音など意識することはありません。心臓の拍動が気になる、あるいは心拍動と一致して感じる胸部の不快感を、動悸とよびます。スポーツやジョギングのあと、息がゼー、ゼー、胸はドキドキ、また好きな人に会ったとき緊張してドキドキ。人によって、あらわれ方はさまざまで、ドキドキする、時々ドキンとする、心臓の鼓動が速くなる、というふうに感じるといいます。それと同時に息苦しさやめまいを伴う人もいるそうです。
30分以上も続く
動悸そのものは、静かにしていればおさまります。ジョギングの後に動悸がしていても、しばらく、休めば落ち着きます。それと同じように精神的な緊張で動悸が起きた場合でも、気持ちを落ち着けていれば、たいがいおさまりますので、あまり心配することはありません。しかし、安静にしていても30分以上続くようなら、貧血、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)、不整脈などいろいろな病気が潜んでいる場合もあります。一度、内科で診察を受けるのが賢明でしょう。
呼吸困難を引き起こすもの
心不全による呼吸困難の場合、仰向けに寝るとよけい悪くなることに特徴があります。一般に病気は、安静にするとふつうは症状が緩和されるものですが、心不全の場合、横たわると全身をめぐった血液が肺と心臓に集まり、心臓が活発に働きだして、かえって苦しくなります。もしも呼吸困難になって、横たわると苦しいようなら、心不全の疑いがあります。気管支喘息の場合も呼吸が苦しくなると横になれません。ただこの場合は呼吸のたびにヒューヒューとかゼーゼーといったノドナリがします。
脈が飛んだことがありますか?
ふつう、人の脈は一定のリズムを打っていますが、時々脈を打たないときがあります。脈が抜ける、脈が飛ぶ、ともいわれ、一瞬心臓が止まったかと、ドキっとします。これは期外収縮と呼ばれる不整脈の一種です。神経質で完全主義者の人にでやすく、ストレスのたまった人に多くみられるようです。心臓そのものに異常がなく、不整脈の回数(つまり、脈が飛ぶこと)が、正常の脈拍の10%以下であれば、問題はないそうです。
突然起こる頻脈
安静時に、突然脈拍数が、通常の2倍以上の150〜200回(1分間)以上に増え、激しい動悸がして息苦しくなるようなら、発作性頻拍症の可能性があります。頻脈(脈拍が多くなる)が起こると、めまい、動悸、冷や汗、息切れ、失神を伴います。発作がはじまると脈拍は一瞬のうちに速くなり、おさまるときも一瞬で元にもどるそうです。症状がでたら、内科か循環器科で診察を受けましょう。 |