女性ホルモンの減少

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のぼせる

突然、身体の一部が熱くなる

外に出たとたん、急に顔がカーッと熱くなった。更年期のころには、けっこう多くの女性たちが、こうした症状を体験しているようです。顔だけという人もいますし、上半身だけカッカッとほてって熱い、という人もいます。手足や下半身は冷たくてたまらないのに、顔や上半身だけが熱くなるという人もいます。こんなときよく、冷たいタオルをあてて冷やす人がいますが、あまりおすすめできません。熱くなったのは、体温が急に上がったからではないからです。冷やしすぎは、女性の体には決してよくありません。

きっかけは、気温の変化と精神の緊張

のぼせやほてりは、室内から戸外に出たときなど、ちょっとした気温の変化がきっかけで起こることが多いようです。また大勢の人の前に立たされたとき、初対面の人と接するときなど、緊張したときに起こることもあります。たいていは、2〜3分ほどで症状はおさまります。おさまったあとは逆に、冷えを感じることがよくあります。たいがいの場合、あまり心配はいりません。焦らずリラックスした気分でいれば、自然に元に戻ります。

原因は女性ホルモンの減少

閉経が近づくと、エストロゲンという女性ホルモンの分泌量が減ります。エストロゲンには、血管や筋肉を伸ばしたり、縮めたりする働きがあります。拡大と収縮がうまくいかなくなると、血液の流れが順調でなくなり、自律神経のバランスまで崩れます。自律神経による正常なコントロール機能を失った血管は、拡張しすぎたり、収縮しすぎたりすることになります。拡張しすぎた場合が、のぼせやほてりで、収縮しすぎた場合は冷えです。汗が出る、心臓の鼓動が激しくなる、といった症状が同時に起こることもあります。

心身ともにのびのびと

症状がでているときは、冷やすより暖めることを考えたほうがいいでしょう。言うなれば血液の流れが悪くなって起こるのですから、マッサージをしたり、温かい湯に手足をつけるなどして、血液の流れをよくすることです。のぼせていることを他人に気づかれるのではないかとか、またのぼせるのではないかと、心配することもよくありません。体がちゃんと信号を送ってくれているのだと、おおらかに考えましょう。

早ければ2〜3ヶ月でのぼせなくなる

閉経を迎えたからといって、女性の体でなくなるわけではありません。卵巣から分泌されていた女性ホルモンが少なくなった代わりに、腎臓の上にある副腎皮質というところから、新たなホルモンが分泌されるようになるからです。この2つのホルモンが切り替わるまでに起こるのが、更年期障害と呼ばれるさまざまな症状なのです。長くて1〜2年、早ければ2〜3ヶ月で、以前のような体調に戻ります。

適度な運動、いい趣味、節度ある生活で乗り切る

のぼせやほてりが頻繁に起こったり、眠っているときにも起こるような場合は、医師に相談したほうがいいでしょう。そうでなければ、余計な心配はかえって症状を長引かせかねません。身体をリラックスさせるような運動、好きな絵画や音楽を聴いて心に潤いを持たせるようにしましょう。また不規則な生活が、のぼせの原因になっていることもあります。アルコールやタバコはほどほどにしましょう。

気になる症状については、一人で判断をせず、お近くのクリニックまたは病院で検査をして下さい。専門家の意見や判断をあおぐことをおすすめします。

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