一時的なしびれは心配無用
長い時間正座をしていると、ジリジリピリピリ。立ち上がろうとすると、意のままに足を動かすことができず、ドタン。こんな経験のある人は、少なくないのではないでしょうか。しびれには3タイプあり、正座し続けたときのようにさわっても何も感じなくなるもの。さわるとジンジンとした痛みがあるもの。さらに、ヒジやヒザを机の角にぶつけときのように、ジーンとした強い痛みが走る場合があります。いずれも一時的なものなら、心配いりません。
両方の手足がしびれる
脊髄から枝分かれして全身に広がる神経を、抹消神経といいます。両方の手足がしびれるのは、抹消神経に異常が起こったときです。抹消神経になんらかの異常があるときは末端部から症状が出やすいので、しびれはまず手先、足先からおこりがちです。それも脊髄から遠い足の先から始まることが多いようです。ひどくなると歩けなくなることがあります。できるだけ身体を動かして、血液の流れをよくしてあげましょう。抹消神経は常に生まれ変わっていきますが、そのスピードは極めて遅いのです。コツコツと治療やトレーニングに取り組むことが回復の秘訣です。
片手だけしびれる
末梢神経が脊髄につながる根元部分の神経が傷むと、片方の手がしびれます。両方の手がしびれている場合でも、しびれ方にはっきりとした強弱があります。症状が軽い場合は、首を温めながら回転させる、身体を動かして血液の流れをよくする、といったことでしびれが軽くなることもあります。しかし、脊髄まで傷んでいる場合には、首を回転させることで、ますます脊髄を傷めかねません。医師の診察を受け、なにが原因でしびれるのかを知った上で、治療に取り組むようにしましょう。
片足だけしびれる
腰の骨(腰椎)から、お尻の筋肉を通り、足に向かう神経を、坐骨神経といいます。片方の足だけがしびれるのは、腰椎(ようつい)が変形して、片方の坐骨神経を圧迫することによることが多いのです。腰の筋肉のこりが原因になることもあります。この場合は、姿勢をよくすれば、たいていはおさまります。足を投げ出して座らないこと。地面にある物を拾うときには、腰だけを曲げるのではなく、足を曲げて腰に負担をかけないようにしゃがむようにしましょう。
坐骨神経痛の診断法
坐骨の障害に、坐骨神経痛があります。坐骨神経痛を家庭で見つけるには、
- 仰向けに横たわり、誰かに足首を80度くらい持ち上げてもらいます。
太ももの後ろ側がつっぱるように感じたときは、坐骨神経痛の可能性があります。
- うつむけに横たわり、お尻の筋肉の真ん中を押してもらいます。
痛いときは、坐骨神経痛かもしれません。
更年期障害によるしびれは、冷え性と同じ方法で改善
更年期障害による症状のひとつとして、手足がしびれることがあります。物に手をのばしたとたんにしびれたり、立ち上がろうとした瞬間に足がしびれたりします。更年期障害によるしびれは、血行をよくする薬を使っても改善しません。冷え性対策と同じように、マッサージをしたり、温めたりしたほうが効果的です。どうしても辛い場合は、女性ホルモンを投与してもらえば治ります。
脊髄、脳の異変もありうる
しびれは抹消神経の異変だけによるものとはかぎりません。脊髄そのものの異常、脳の病気によることもないとはいえません。正座によるしびれのように、すぐにおさまるもの以外は、医師の診察を受けたほうがいいでしょう。
気になる症状については、一人で判断をせず、お近くのクリニックまたは病院で検査をして下さい。専門家の意見や判断をあおぐことをおすすめします。 |