これらの不眠の原因として、まず、仕事や家庭生活でのストレスや心配事、「今夜も眠れないのではないか」と、眠れないこと自体がプレッシャーとなってしまうことなど心理的なものがあげられます。
次に考えられるのが、夜昼交代制のシフト勤務や時差勤務、夜遅くまで起きていることによる生活リズムの乱れです。人間の体には、日が昇って明るくなると目覚め、暗くなると眠るという体内時計が備わっていますが、生活リズムが乱れると体がそのリズムに順応できなくなり、体内時計に狂いが生じて不眠になってしまうのです。
また、寝室の騒音や照明、温度や湿度、寝具などの環境的なことが原因で安眠できないこともあります。そのほかの原因として、コーヒーなどカフェイン入りの飲み物やアルコール、タバコ(ニコチンには覚醒作用があります)などの摂りすぎ、寝る前に長時間テレビゲームなどをして脳が興奮してしまうこと、気管支喘息、皮膚のかゆみなどの病気で睡眠を妨げられること、うつ病や神経症などの精神疾患によるもの、などがあげられます。特に早朝覚醒の場合、年をとるにつれて眠りが浅くなることや、うつ病などの精神疾患が関係する場合もあります。 |