甘い、苦いなどの味覚は、舌や上あご、のどの奥に広がる味蕾(みらい)という微小な器官で感じます。味蕾は短期間で新陳代謝を繰り返しており、細胞が生まれ変わる時に亜鉛を必要とします。味蕾は加齢とともに数が減少してくるため、高齢になると味覚が衰えてきます。しかし、最近は10代や20代の人にも味覚障害が増えており、その原因のトップは亜鉛不足だといわれています。
また、降圧利尿剤や抗ヒスタミン剤、ペニシリン系を中心とした抗生物質、副腎皮質ホルモン剤などの薬を長期間服用すると、味覚障害になることがあります。また、溶血性貧血や糖尿病、肝不全などの肝臓病、舌炎などの舌の病気、ネフローゼなど病気の影響で味覚障害が起こることもあります。また、うつ病やストレスも味覚障害を招くことがあるといわれています。 |