◆足の幅に合った靴を履く
外反母趾でも痛みがない場合は、特に治療は行わず、自分の足の幅に合った靴を履くようにします。靴を買う時は、ハイヒールのようにつま先の細い窮屈な靴ではなく、材質が比較的柔らかく、足の先端部分が広くて、足の裏のアーチを保てるような構造の靴を選びましょう。また、長時間歩いたり、立ったりした後は靴を脱いで足を休ませましょう。太り気味の場合は、足に負担がかからないように、適正体重まで落とすことも必要です。
◆足の指の体操やテーピング、装具療法
そのほか、足の指の筋肉を鍛えるため、1本ずつ指を曲げたり伸ばしたり、タオルを床に置いて両足の指でつかんだり、つかんだタオルを両方から引っ張ったりする体操も効果があります。
痛みを和らげたり、変形した親指の関節を矯正したりするためには、テーピングをしたり、装具をつけたりすることもあります。さらに、足の裏のアーチを形成し、外反母趾を改善するために足先からかかとまである中敷をオーダーして、それを敷いた外反母趾治療用の整形靴を履く場合もあります。どのような治療を行うかは、症状の程度や本人の希望などによって異なります。
◆手術することもある
一方、はだしでも足が痛むほど痛みが激しい場合や、テーピングや整形靴などでは治療に限界がある場合は、手術を行うこともあります。手術の方法はいろいろあり、入院期間は片足で2週間程度、両足の場合は1〜2ヵ月です。手術をしても、以前のようにつま先の細い靴を履いていればまた外反母趾が再発する恐れがあります。 |