人間は、体の調子が悪い時に発熱、痛みなどを感じます。それによって体調の悪さや病気の兆候を知り、大事に至らないうちに早めに対応することができるので、発熱などの自覚症状は体が教えてくれるSOSといえます。
それと同じように、「疲れ」も体や心からの重要なサインなのです。軽い疲れだったり、気力体力が十分だったりして自然に疲れが解消できるうちはいいのですが、心身の疲れが溜まってくると、自律神経やホルモンのバランスが崩れて体のあちこちに不調が出てきたり、免疫力が低下して病気にかかりやすくなったりしてしまいます。
特にこれといった病気がないのに、疲れがひどくて何をするのもおっくうだったり、頭痛や関節痛、リンパの腫れ、不眠、微熱が続いたり、「寝ているのに熟睡感がない、寝足りない」といった状態が半年以上続いている場合、慢性疲労症候群という病気で、内科や心療内科などでの治療が必要です。
また、「たかが疲れ」とあなどっていると、糖尿病や肝臓病などの病気が隠れていることがあります。疲れやだるさといったSOSを見逃さず、それ以外の症状があったり、疲れの解消に努めてもなかなか疲れがとれないような場合は、一度病院で診てもらった方がいいかもしれません。 |