◆毎月、生理前に起きる心身の不調
毎月、生理が始まる前と後では心身の状態が違うと感じたことはありませんか?
女性の体は排卵後、黄体ホルモンの分泌量が増えます。これを黄体期といい、この時期に体や心が不調になる人が多いようです。生理、医学的にいう月経が始まる7〜5日ぐらい前からこのような状態が続き、やがて月経が始まると症状が治まります。
このような状態を月経前症候群(PMS=premenstrual syndrome)、または月経前緊張症(premenstrual tension)と呼びます。
◆症状は人によってさまざま
具体的にはどんな症状が出るかというと、頭痛や腹痛、腰痛、めまい、乳房の張りや痛み、便秘、食欲不振、じんましん、むくみ、体重増加、などの体の症状のほか、イライラや憂鬱感、疲労感、集中力の低下などの精神的な症状もみられます。どのような症状が出るかは個人差があり、症状の度合いも人によって違います。しかし、寝込んだり、仕事や家事などができなくなったりするほど症状が重い人はそれほど多くはありません。
| 身体的な症状 |
下腹痛、腰痛/乳房緊満感、乳房痛、乳頭過敏/腹部膨満感便秘、食欲不振、嘔気
喘息などの悪化、結膜炎、皮膚のあれ、かぶれ、ニキビ、じんましん
むくみ、体重増加、顔面四肢浮腫、尿量減少 |
| 精神的な症状 |
イライラ、怒りっぽくなる、集中力の低下、憂鬱感、不安感、疲労感、不眠 |
◆PMSの原因
月経前症候群の原因は、黄体期の黄体ホルモンの不足、卵胞ホルモンの過剰など、内分泌ホルモンのバランスが崩れたため、または神経伝達物質の代謝異常などさまざまな説があるが、はっきりわかっていません。
また、憂鬱感、不眠など、うつ病などメンタルな病気と似た症状があります。そのため、一度病院で診てもらって、症状の原因となる病気がなんであるか、調べてみることも大切です。 |