
 
紫外線とは皆さんご存知のとおり、目に見えず、暖かさも感じない太陽光線のこと。ちなみに目に見える光を可視光線、暖かさを感じる光を赤外線といいます。
紫外線にはA波(UVーA)とB波(UVーB)、C波(UVーC)の3つがあり、UVーAは皮膚の一番奥の真皮まで届き、日焼けやシミ、ソバカス、シワ、たるみの原因になります。UVーBは皮膚の免疫力を低下させ、感染症や皮膚がん、白内障などを発病するリスクを高めます。3つめのUVーCは、大気層に吸収されるため、地表までは届きません。
大気中のオゾンは紫外線を吸収する働きがあるため、大気汚染によってオゾン層の破壊が進む現在、紫外線量が増えています。紫外線量は季節や時刻によって差がありますが、「夏の間だけ注意すればいいわ」と安心してはいけません。7、8月をピークに、4〜6月と9月前半も紫外線量が多いのです。春先から秋口にかけても、紫外線対策が重要だといえます。

紫外線量は、雲や大気の状態にも関係します。青く晴れ上がった快晴の日の紫外線量がもっとも多く、雲の量が増えるにつれて紫外線量も減ってきますが、空一面厚い雲に覆われたような曇天でも、快晴の日の約60%の紫外線量があります。
また、大気汚染物質や海から舞い上がってくる海塩粒子、黄砂など大気中に浮遊する固形または液体の微粒子(エーロゾルという)は太陽光線を散乱させたり、吸収したりする働きがあります。そのため、黄砂などで大気が汚れている時ほど紫外線量が少なくなるのです。

紫外線量は緯度が低いほど、つまり日本列島の北から南へ行くほど多くなります。また、標高が1000m上がるごとに、UV-Bは10〜12%より増加するといわれています。ゴールデンウィークなどに、高山へのハイキングや、沖縄など南西諸島へのバカンスに行く人は、紫外線対策を万全に。 |