ストレスや疲労の蓄積、アルコールの過剰摂取、消炎鎮痛剤の服用が原因で、胃の粘膜がえぐられて潰瘍ができることがあります。これを胃潰瘍といいます。胃潰瘍は、胃酸など胃壁を攻撃する因子と、胃の粘膜を守る防御因子とのバランスが崩れた時にできるといわれています。
胃の粘膜は再生能力が高いため、適切な治療をおこなえば胃潰瘍は数日から数ヵ月で治りますが、ピロリ菌に感染している場合、再発を繰り返すことがよくあります。その場合、ピロリ菌の「除菌治療」を行います。
また、潰瘍があるのに暴飲暴食をすると、胃壁に穴があいて穿孔性潰瘍が起こる恐れがあります。そうなると胃の中の飲食物が穴から腹腔内へ流れ出し、20時間以上放置すると腹膜炎を起こして死に至る危険性があります。穿孔性潰瘍になった場合、激しい腹痛が起こり、時間の経過とともに痛みがひどくなって呼吸困難に陥りますので、すぐに病院へ行って処置をしてもらいましょう。 |