大人の歯は、親知らずを除き、上の歯と下の歯をあわせて28本あります。年をとっても歯が20本残っていれば、入れ歯を使わないで食事を楽しめるといわれていますが、80歳以上で歯が20本以上残っている人は約10%しかいません。なぜなら、年齢が上がるにつれて虫歯や歯周病によってだんだんと歯が失われてしまうからです。歯が抜ける原因の約40%が虫歯、約50%が歯周病だといわれており、歯が抜けるのを防ぐには、虫歯や歯周病の予防や治療が大切なのです。
口の中にはストレプトコッカス・ミュータンス・レンサ菌などの虫歯になる原因菌が常に存在しています。この虫歯菌が、食べ物に含まれている糖分を栄養にして歯の表面にねばねばしたプラーク(歯垢)を作ります。虫歯とは、虫歯菌がこのプラークから酸を作り出し、その酸によって歯が溶かされてしまう状態のことをいいます。
虫歯菌は常に口の中に存在するので、虫歯菌の栄養源となる糖分を食べた後に、すぐに歯みがきをして歯の表面についているプラークを取り除かないと虫歯菌が増殖して虫歯になってしまいます。